世界最高峰のPGAツアーへ挑戦し続ける松山英樹。新シーズンを迎え、丸山茂樹を抜いて日本人最長のシード保持、節目の10年目となる。DECADE＝10年間、まさにPGAツアーでの「THE DECADE」を刻もうとしている。

　2021-22年シーズンは、日本で開催されたZOZOZチャンピオンシップでの優勝を皮切りに、年明け早々ソニーオープン イン ハワイでツアー通算8勝目を挙げ、アジア出身選手の最多優勝に並んだ。

　しかし、以降はたびたびケガに悩まされた。スタート前の試合も含め、棄権は3回。患部も複数箇所にわたった。それでも…継続中の選手としては最長の9年連続ツアーチャンピオンシップ出場。かねてから語っている、シーズンにおける最低限の目標をクリアした。そんな2021-22シーズンを振り返りながら、見えてくる松山英樹のTHE DECADEとは。