レッスン
中村香織、ドライバーを効率良く使うためには遠心力を働かせることが大事
2023年12月7日(木)午前11:30
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ドライバーを効率良く使うためには遠心力を働かせることが大事です。
そのために大事になってくるのがグリップです。右手は、中指と薬指でクラブを引っかけて手の腹でグリップを支えるような感覚で握りましょう。そうすれば手の中でクラブの動きに遊びが生まれ、手首を柔らかく使うことができるので、より大きな遠心力が働くようになります。
一方、左手は、右手の動きのフィーリングを消さないように握ることが大事。その感覚を養うために、左手はつまんだ状態で素振りをすることをオススメします(写真①)。
スイングに関しては、テークバックの始動がポイントになってきます。アマチュアゴルファーの中には、この始動部分で、手首をこねたり(同②)、ヘッドで後方を突っつくような感じで上げる人がいますが、そうすると身体とクラブが引っ張り合う力が弱まり、ダウンでも当てに行く動きになってしまいます。
始動で意識したいのは、ヘッドの先端(とんがった部分)を最後に動かすことです。その意識を持つと、手の中でクラブが少し揺れる感じになると思いますが、それが正解。具体的には、飛球線後方、しかも遠くに、クラブを放り出すような感じで始動してください(同③)。
そうすると、バックスイングの途中、トップの手前でシャフトがしなるのを感じるはず。この時点でしなりができると、切り返し以降のしなりも大きくなって、最後まで遠心力をキープできるようになります。
また、スイングでは、クラブだけでなく“身体の振り子”も有効に使う必要があります。これに関しては、肩のラインと両腕とでできる三角形をキープするだけ。正しいグリップをしていれば、上体を回すだけで三角形が付いてくるので、自然と振り子状態になります。
あとは勢いよくクラブを後ろに放り出すイメージで始動すれば、確実に飛距離はアップするはずです。
(埼玉県・嵐山カントリークラブ)
中村香織(なかむら・かおり)
1986年生まれ、京都府出身。プロゴルファー。小学生時代は器械体操の選手として活躍。アテネオリンピックのジュニア強化選手も選ばれた。その後、腰の怪我により体操競技を断念し、12歳からゴルフを始める。2007年プロ入り(79期生)。2009年ステップ・アップ・ツアーでプロ初優勝。2013年には賞金ランク37位でシード権を獲得した。2015年にはステップ・アップ・ツアーで2勝するも、同年末にツアーからの撤退を表明。2017年6月よりティーチングプロとして活動を開始。分かりやすいレッスンは高い人気を誇る。
そのために大事になってくるのがグリップです。右手は、中指と薬指でクラブを引っかけて手の腹でグリップを支えるような感覚で握りましょう。そうすれば手の中でクラブの動きに遊びが生まれ、手首を柔らかく使うことができるので、より大きな遠心力が働くようになります。
写真①
一方、左手は、右手の動きのフィーリングを消さないように握ることが大事。その感覚を養うために、左手はつまんだ状態で素振りをすることをオススメします(写真①)。
同②
スイングに関しては、テークバックの始動がポイントになってきます。アマチュアゴルファーの中には、この始動部分で、手首をこねたり(同②)、ヘッドで後方を突っつくような感じで上げる人がいますが、そうすると身体とクラブが引っ張り合う力が弱まり、ダウンでも当てに行く動きになってしまいます。
同③
始動で意識したいのは、ヘッドの先端(とんがった部分)を最後に動かすことです。その意識を持つと、手の中でクラブが少し揺れる感じになると思いますが、それが正解。具体的には、飛球線後方、しかも遠くに、クラブを放り出すような感じで始動してください(同③)。
そうすると、バックスイングの途中、トップの手前でシャフトがしなるのを感じるはず。この時点でしなりができると、切り返し以降のしなりも大きくなって、最後まで遠心力をキープできるようになります。
また、スイングでは、クラブだけでなく“身体の振り子”も有効に使う必要があります。これに関しては、肩のラインと両腕とでできる三角形をキープするだけ。正しいグリップをしていれば、上体を回すだけで三角形が付いてくるので、自然と振り子状態になります。
あとは勢いよくクラブを後ろに放り出すイメージで始動すれば、確実に飛距離はアップするはずです。
(埼玉県・嵐山カントリークラブ)
中村香織(なかむら・かおり)
1986年生まれ、京都府出身。プロゴルファー。小学生時代は器械体操の選手として活躍。アテネオリンピックのジュニア強化選手も選ばれた。その後、腰の怪我により体操競技を断念し、12歳からゴルフを始める。2007年プロ入り(79期生)。2009年ステップ・アップ・ツアーでプロ初優勝。2013年には賞金ランク37位でシード権を獲得した。2015年にはステップ・アップ・ツアーで2勝するも、同年末にツアーからの撤退を表明。2017年6月よりティーチングプロとして活動を開始。分かりやすいレッスンは高い人気を誇る。
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