13日、海外男子メジャーのマスターズトーナメントは米ジョージア州のオーガスタナショナルゴルフクラブ（7,555ヤード・パー72）で第3ラウンドが終了。現世界ランク1位で今季すでに2勝（アーノルド・パーマーインビテーショナル、ザ・プレーヤーズチャンピオンシップ）をマークしているスコッティ・シェフラー（米）が通算7アンダーまでスコアを伸ばし、単独トップで最終日を迎える。

　2年ぶり2度目のマスターズ制覇を狙うシェフラーはこの日、首位タイから1イーグル、4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの「71」でプレーし、リーダーボードの最上段に。マスターズで複数回優勝を達成しているのは最多6回のジャック・ニクラス（米）、5回のタイガー・ウッズ（米）、4回の故アーノルド・パーマー（米）ら17人だけだが、残り18ホールでレジェンドたちの仲間入りを果たせるか。

　また、1打差の単独2位につけるコリン・モリカワ（米）にも注目だ。すでに2020年の全米プロゴルフ選手権と2021年の全英オープンゴルフ選手権を制しており、逆転でのマスターズ初制覇となれば、27歳にして早くもキャリアグランドスラムに王手をかけることとなる。「大変なことになるだろうけど楽しみ」と話す最終日に同組のシェフラーを脅かすようなゴルフを見せてくれることを期待したい。

　シェフラーとモリカワの最終組は日本時間15日午前3時35分にスタート予定だ。

（写真：Getty Images）