ニュース・コラム

海外男子

混沌とするマスターズ前哨戦

2010年4月1日(木)午後1:04

 優勝すればマスターズ出場の最後の一枠を手にできる戦いの幕が切って落とされる。

 現地時間1日から行われる米男子ツアーのシェル・ヒューストン・オープン(テキサス州レッドストーンGC)は、すでに世界ランキングトップ50などのカテゴリーが締め切られた次週の大一番マスターズに優勝者が出場できる最後のチャンスとあって、07年を最後に出場していないデービス・ラブIII(米)を始めとする面々が、“優勝”の二文字だけを目指して乗り込んでくる。

 しかし、それをやすやすと許すほど米ツアーのフィールドは甘くない。マスターズ連覇がかかるアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)を筆頭に、出場権を手にしている選手たちも最後の調整にやってくるからだ。

 最も手ごわいのは、WGC-CA選手権、アーノルド・パーマー招待とフロリダシリーズで2勝を挙げたアーニー・エルス(南ア)だ。アーノルド・パーマー(米)から忍耐強さを賞賛された“ビッグイージー”が、大一番前にどこまで強さを見せてくれるのか?

 また、パッティングのフィーリングを取り戻しながら、先週は最終日に失速したフィル・ミケルソン(米)や、パドレイ・ハリントン(アイルランド)、ローリー・マッキルロイ(北アイルランド)、メジャー2連勝がかかるY・E・ヤン(韓)らも参戦。翌週のマスターズをにらみ、ライバルたちをけん制する。

 また、思わぬ伏兵になりそうなのが50歳のフレッド・カプルス(米)だ。米チャンピオンズツアーのデビュー以来、驚異の4戦3勝。先週のキャップ・カナ選手権でも逆転優勝を飾っており、自信満々でやってくる。歴代優勝者として出場するだけでなく、1992年に続くマスターズ優勝すら視野に入れた戦い。カプルスの動向は、ファンのみならず見守らなくてはならないようだ。

 日本勢でただ一人出場する予定だった今田竜二は、肋骨疲労骨折の疑いで欠場する。

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