グループマッチが終了した世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズのWGC-キャデラック・マッチプレー選手権。松山英樹はケビン・ナとの対戦を5アンド4と快勝し、決勝トーナメント進出を決めた。

そんな松山のベスト16での対戦相手は、“死の組"を突破した世界ランキングNo.1のローリー・マキロイ。2勝同士の対戦となったビリー・ホーシェルとの第3戦では、16番までで2ダウンと苦戦を強いられたが、17番と18番を連取すると、20ホール目で逆転勝ち。さすがと言える強さを見せつけた。

ベスト16の戦いの中でも、特に注目のマッチとも言えるこの試合について、米国Golf Channelの解説陣は次のように話した。

ブランデル・シャンブリー

「松山は特に優れたスイングの持ち主です。特に、木曜日の18番パー5で見せたショットは圧巻でした。松山のことを知らない人は、あのショットを見れば彼の全てが分かります。テクニックも精神面も優れた選手です。二人の若きスターの戦いは今後20年続くでしょう」

デビッド・デュバル

「これぞ、私たちが待ち望んでいた試合です。16グループに分かれて、トップシードたちが激突します。二人の逸脱した選手たちの一騎打ち。ローリーはご存じのとおりで、ヒデキはアメリカに来てからさらに成長しているように見えます。ブランデルが言った18番でのショットも、今後の彼には何度でも期待ができます」

さらにシャンブリーは、アイアンを武器にする松山を「日本版ジョニー・ミラー」と表現。「松山英樹は、日本人として初のメジャーチャンピオンになれるとここ1年言い続けてきました。それだけのスコアを出せる選手で、掴みどころのない他の選手とは違う何かを持っています。勝負に貪欲なことは目を見れば分かりますから、今日の上がり5ホール、昨日の18番のショットに関心します」と褒めちぎった。

そしてデュバルは「明日はヒデキにとって、飛躍のきっかけになるかもしれません。相手はメジャーで4勝、この夏にはそれをもっと伸ばすかもしれない選手。そんな相手と1対1の勝負です。他の選手を気にする必要はなく、相手にパンチをお見舞いするだけ。土曜の夜のボクシングの試合のようにエキサイティングなマッチです」と、世界中から注目を集めるマニー・パッキャオ対フロイド・メイウェザーの一戦に例えた。

注目の戦いは、現地時間2日午前11時14分（日本時間3日午前3時14分）にティーオフする。

5月2日放送 ゴルフセントラルより

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