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ギア

アイアンシャフトをカーボンにすると何が変わる?そのメリットとは

2016年2月25日(木)午後3:23

ギア情報番組「内藤雄士・石井忍 シャフトのトリセツ」。 多くのゴルファーが抱えるシャフトへの疑問を解決し、飛距離アップやスコアメイクに役立つシャフト選びのコツを紹介しています。

 

番組の案内役は、ツアープロコーチの内藤雄士氏と石井忍氏。今回は、いま二人が使っているアイアンシャフトについて、トークがスタートします。

カーボンシャフトにすると球が上がりやすくなり、スイングにも好影響が

「いま使っているアイアンシャフトはなんですか」という石井コーチの質問に対し、内藤コーチは「7番アイアンまでがカーボンシャフトのAD-105の105グラム設定のモノ。8番アイアンから下は115gグラムのセットを使用してます」とのこと。一方の石井コーチは「全部AD-115で揃えてます」と2人ともにカーボンシャフトを使用しているそうです。

 

使い始めた当初は合わなかったという石井コーチ。

「慣れていないというのもありますが、カーボンだから結構しなると思って初めはハードなものを使っていました。でも、カーボンの場合はインンパクト付近でシャフトがしなって、ヘッドがドンと戻るので、左にしかいきませんでした。そこでシャフトを一段階柔らかいものに変えて、それでも硬かったです。」と振り返ります。しかし、「スチールに比べて軽いため、特にロングアイアンは球が上がりやすくなる」などメリットもたくさんあるといいます。

内藤コーチも、カーボンシャフトに変えてロングアイアンの苦手意識がなくなったといいます。

「僕の場合はドローヒッターなので、球の回転数は落ちますが、球を上げたいと思ったときに、インパクトで持ち上げるスイングになってしまいます。絶対にやってはならない動きですが、スチールの場合は球を上げたいと思うと、無意識に持ち上げてミスに繋がります」

多くのアマチュアの方はカーボンシャフトは軟らかいと思いがち。しかし、プロゴルファーでさえもロングアイアンだけはカーボンシャフトを使っている選手が増えてきています。球筋が徐々に高くなっていくスチールシャフトとは違い、カーボンは出球から高くなります。出球が高くなると耐空時間が長くなり、落下角度も鋭角になってくため、ピタッと止まってくれます。

内藤コーチは「僕の場合、球は高く上がるようになっても、スピン量がそこまで増えませんでした。つまり、高い球でもアゲインストで球が負けてしまうとうことはありません」とメリットを強く感じているようです。

いまでは5番アイアン不要とまで言われる時代のなか、シャフトもスチールからカーボンにシフトしている傾向があります。アイアンでお悩みの方は、思い切ってカーボンシャフトにトライしてみることもひとつの策かもしれません。

?田好宣プロのシャフト

今回は?田好宣選手のスイングをチェック。?田選手の特徴は、比較的大きめなドローボールを打っていて、スイングプレーンもバックスイングが少しアップライト、ダウンスイングはややインサイドから下ろして、球を捕まえています。非常にリストの強い選手なので、捕まえるということに関しては全く苦にしません。打ち出しを少し右に出していきながらドローボールを打っていくタイプです。

?田選手が使っているBBというシャフトは、手元側が軟らかくて、先が比較的硬いのが特徴です。?田選手のように右に打ち出していきたいタイプの人は、切り返しのときに多少シャフトがしなって、しなることによってヘッドが戻るのを待ってくれる、タイミングのとりやすいシャフトが合っています。そうすることによってヘッドが少し遅れてくるので右に飛び出しやすくなります。

 

アマチュアゴルファーの方も、ドローヒッターで出球を右に出したい、そして切り替えしでシャフトのしなりを感じたいという方は、このBBというシャフトを試してみるとよいでしょう。

新コーナー「シャフトの作り方」グラファイトデザインの工場で学ぼう!

前回まで利きシャフトのコーナーでボロ負けだった石井コーチ。対戦相手のグラファイトデザインのツアー担当本吉さんに「シャフトについて一から勉強しましょう」と誘われ来たのが、グラファイトデザインの工場。新しいコーナーでは石井コーチと共にシャフトの作り方について勉強します。

グラファイトデザインのカーボンシャフト、その製造過程は大きく分けて6つあります。

 

カーボンシャフトの材料は「プリプレグ」というシートで製造されます。その種類は炭素繊維や樹脂の組み合わせで150種類以上にもなります。

 

グラファイトデザインでは数十種類のプリプレグをおよそ5℃に保たれた倉庫に保管して、クラブメーカーや市場に対応するカーボンシャフトを製造しているのです。

紙の上にあるカーボンは横方向の繊維状になっています。それをどのように重ねるかによって強くも弱くもなります。

 

繊維の一方向に巻いるのではなく、色んな方向に巻くことによってシャフトの性質が変えられます。果たしてこの素材がどのようにシャフトに生まれ変わるのか。次回に続きます。

【見逃し動画配信中】内藤雄士・石井忍 シャフトのトリセツ #9

【関連】賞金女王も愛用するアイアンのカーボンシャフトのメリットとは?
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「内藤雄士・石井忍 シャフトのトリセツ」

「シャフトの重要性」をツアープロコーチの内藤雄士氏と石井忍氏の2人がお届け!シャフトに注ぎ込まれるテクノロジーやそれらにまつわるエピソードを紹介していきながら、視聴者のシャフト選びに役立つ情報をお伝えしていく。

【放送予定】内藤雄士・石井忍 シャフトのトリセツ
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