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「バーディしか見えていない強気のゴルフ」小平が意地の67でトップ10射程圏内に

2017年8月13日(日)午前10:00

全米プロゴルフ選手権
「全米プロゴルフ選手権」3日目、カットラインぎりぎりの70位タイで決勝ラウンドへ進出した小平智がムービングデーに躍動した。

スタートホールの1番で3パットのボギーと嫌な立ち上がりとなったが、続く2番でバーディを奪うとその後も好プレーを続けてバーディを量産。7バーディ奪い、この日のベストスコアとなる「67」をマーク、通算1オーバーまでスコアを伸ばして18位まで大きく順位を上げた。

ゴルフネットワークで前半の解説を担当した内藤雄士ツアープロコーチは小平が見せた“攻めの姿勢”を評価した。

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【内藤雄士が振り返る全米プロ3日目】


 
「消極的だった予選ラウンドから一転、攻め続けた3日目」
出だしの1番と3番は3パットのボギーでしたが、小平選手の気持ちの強さが裏目に出ているように見えました。それでも、良い意味で攻めの気持ちを変えずにプレーしたことが「67」に繋がったと思います。小平選手はショットメーカーでショット力には元々定評がありますが、クエイルホロークラブという難しいコースを前に予選ラウンドではどうしても消極的な部分が出ていたと思います。

『ボギーを打ちたくない』、『予選で落ちたくない』といったゴルフだったのが、3日目はバーディしか見ていない強気のゴルフで、予選とは全く異なるメンタルでプレーしていました。3日目はピンがグリーン奥に切られるなど厳しいホールロケーションでしたが、積極的に攻めたことがバーディ量産に繋がりました。

攻めのゴルフの裏には松山選手の存在も大きく影響しているでしょう。2日目に「76」(5オーバー)と大きくスコアを落とした中で、松山選手は「64」をマークして首位に立ちました。『松山にできるなら、自分でもやれる』と、同じフィールドで戦う、同じ日本人選手として良い刺激になったと思います。その結果、「67」を出したことは小平選手にとって大きな財産になるし、収穫のあるラウンドになったと思います。

今年の全米オープンでは予選を通過して46位だったので、明日の最終日はそれ以上の成績を期待したいです。
 
「ボギー数を減らせば、トップ10も狙える」
最終日に良いスコアを出すには1番をパーで切り抜けられるかポイントです。難易度の高い1番ホールでパー発進となれば良い流れができると思います。小平選手はバーディが取れるホールではバーディを奪う力はあるので、課題はボギー数を減らすことです。

2日目は10番からスタートして3連続ボギーを叩くなどトータル9ボギー。3日間合計でもボギー数は15個と多い。一方で優勝争いをしている松山選手は3日間でボギー8個と圧倒的にボギーの数が少ない。

小平選手もホールアウト後のインタビューで「一緒にラウンドしたアダム・スコットはアプローチが巧い。ミスをした時のリカバリーが勉強になった」と振り返っていた通り、ボギーを減らすにはアプローチが課題です。3日目を終えて通算1オーバーの18位なので、最終日はトップ10を狙える位置です。小平選手の実力であればトップ10の可能性も十分にあるので楽しみです。

【小平智 3日目ホールバイホール】


[動画] 小平智 3日目ハイライト、ベストスコア「67」をマーク!

今大会でキャディを務める三上諒マネージャーと共に最終日の上位フィニッシュを狙う(小平智 公式インスタグラムより)
 

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8月10日(木)~8月13日(日)