欧州ツアーのサルタイヤー・エナジー・ポール・ローリー・マッチプレーが現地時間20日、ドイツのバートグリースバッハGR ベッケンバウアーコースを舞台に準決勝、3位決定戦、決勝戦の競技を終了。エイドリアン・オタエギ（スペイン）がツアー初優勝を飾っている。

　4大会連続でトップ20フィニッシュと好調を維持するオタエギは、準決勝で同郷のアルハンドロ・カニサレス（スペイン）と対戦。序盤からバーディをマークするオタエギは、カニサレスを寄せ付けず、6＆5で圧倒する。

　一方、準決勝のもう一戦では、地元ドイツのマルセル・シエムがヨハン・カールソン（スウェーデン）に3＆2で勝利。シエムは、2014年以来となるツアー優勝に向け王手をかけた。

　迎えた決勝戦では、地元の声援を背にシエムが序盤からリードを奪うことに成功し、前半を3UPで終える。すると、ツアー初優勝を目指すオタエギが後半反撃に転じる。10番、11番で連取すると、14番から4連続でバーディをマークしたオタエギが2＆1で接戦を制した。2014年から同ツアーに本格参戦した24歳は、念願の初優勝を手にしている。