米女子ツアーのカナディアン・パシフィック女子オープンがカナダのザ・オタワ・ハントG＆CCを舞台に開幕。宮里藍が家族のサポートのため欠場となったが、日本勢は野村敏京、上原彩子、横峯さくら、宮里美香の4選手が参戦する。

　昨年は上原が決勝ラウンドで2日連続のホールインワンを達成しシーズンベストの10位タイでフィニッシュ。今回は昨年とはコースが違うものの、良いイメージを持ってカナダに入れるのは大きな強みか。その他の3選手も昨年は全員が決勝ラウンドに進出している。（美香37位、横峯44位、野村48位）

　ディフェンディング・チャンピオンはアリヤ・ジュタヌガーン（タイ）。昨年は通算23アンダーと圧倒的なスコアで後続に4ストローク差をつけて優勝を飾った。今年は6月に同じくカナダで行われたマニュライフLPGAクラシックでV。直後には自身初の世界ランキングNo.1に輝いたものの、その後は6戦に出場し棄権1回、予選落ち3回と低迷しているだけに相性の良いカナダで、シーズン終盤戦に弾みをつける連覇といきたいところだろう。

　その他、世界ランク1位のユ・ソヨン（韓）、大会3勝を誇るリディア・コ（ニュージーランド）もエントリー。ツアー通算4勝で世界ランキング10位のブルック・ヘンダーソンはカナダ勢として初の母国オープン制覇を狙う。