2016-17シーズンの年間王者争いでは現在1位。今年は7月の全英オープンで約2年ぶりのメジャー通算3勝目を挙げ、来年の全米プロではキャリアグランドスラムの期待も高まるジョーダン・スピース（米）はゴルフ以外でも多彩な才能を持っている。

　現地時間12日、スピースは米メジャーリーグ、シカゴ・カブス対ニューヨーク・メッツの始球式に臨んだ。2015年のボストン・レッドソックス、テキサス・レンジャーズに続き3度目の大役は、やや高めに浮いたものの、力みのない左投げのフォームからほぼ真ん中に投げ込んでリグレー・フィールドに集まった観衆を沸かせた。

　それもそのはず。実はスピース、若かりし頃は野球少年だったという。その頃はピッチャーと一塁手でプレーしており、母・クリスティーンさんによれば、もしそのまま野球を続けていれば第一線でプレーしていたのは間違いないとのことだ。

　現地14日にはプレーオフ第3戦 BMW選手権（イリノイ州、コンウェイ・ファームズGC）を控える。2015年以来のフェデックスカップ奪還に燃える米国期待の24歳はグラブをクラブに握り替え、週末はショットとパットでファンの声援に応えることだろう。