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国内男子

海外転戦を糧に意地を見せた若大将 2017年の池田勇太 

2017年12月12日(火)午後1:43

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 2016年には7冠達成とともに悲願の賞金王に輝いた池田勇太。しかし、2017年シーズンのスタートでは好調を維持することができず、開幕戦のSMBCシンガポールオープン、続くレオパレス21ミャンマーオープンと、2戦連続の予選落ちを喫した。

 3月には、WGC-メキシコ選手権、WGC-デル・マッチプレーと世界選手権シリーズに出場したが、思うような成績を残せないまま、4月のマスターズでも予選落ち。翌週のRBCヘリテイジも69位タイと苦しい状況が続いていた。

 復活の兆しが見えたのは、5月にフロリダのTPCソーグラスで行われた米男子ツアーのザ・プレーヤーズ選手権。ここで22位タイに入った池田は、その後も海外転戦をし、戻ってきた7月の長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップで通算14アンダー4位タイに入る。

 8月以降は国内に軸足を戻すと、RIZAP KBCオーガスタで今季初優勝。9月のANAオープンでは時松隆光、今平周吾とのプレーオフを制してシーズン2勝目を挙げ、10月の日本オープンゴルフ選手権競技では、最終日に2オーバーとスコアを落としながらも、金谷拓実(東北福祉大1年)を1打差で抑えきって3勝目を手繰り寄せた。

 シーズン終盤戦で賞金争いが激しさを増す中、池田は小平智、宮里優作、チャン・キム(米)とともに賞金王獲得の可能性を残して最終戦を迎えた。池田が2年連続のマネーキングになるためには優勝が絶対条件だったが、通算6オーバー24位タイに留まり栄冠を逃している。

 現在世界ランク37位の池田は、この順位を維持して2018年のマスターズで活躍することは出来るだろうか。ツアー通算19勝プレーヤーに来年も注目だ。

(写真提供:Getty Images)

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