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海外男子

豪初のPGA新人王に輝いたオージー 2017年のM.リーシュマン

2017年12月18日(月)午前11:24

 2009年に米男子ツアーの新人王を受賞したマーク・リーシュマン(豪)。オーストラリア人でルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのは初の快挙だった。そんなオージーは、2016-2017年シーズンに2勝を挙げる活躍を見せた。

 開幕戦には出場せず、2戦目のCIMBクラシックに参戦したリーシュマン。ここでいきなり単独5位という成績を収める。11月末から母国に帰り、ISPSハンダ・ワールドカップ・オブ・ゴルフに出場。アダム・スコット(豪)とペアを組み9位タイ、12月のオーストラリアンPGA選手権は21位タイだった。

 そして迎えた2017年3月のアーノルド・パーマー招待。1アンダー20位タイからスタートしたリーシュマンは、3日目を終えてトップと3打差の位置に。上位陣が伸び悩む中、3アンダー69で最終日をプレーしたリーシュマンが逆転優勝。2016-2017シーズン初優勝を挙げた。

 プレーオフシリーズまで13試合に出場し、予選落ちは2試合のみと安定したプレーを続けていた。そして同シリーズ2戦目のBMWチャンピオンシップでは、初日から首位の座を譲らず完全優勝を果たした。

「松山英樹を見た証言~2016-17プレーオフ編~」内で、佐藤信人はリーシュマンのことを「過小評価されがちな仕事人」と表した。プレーは地味だが結果は残す。2015年の全英オープンゴルフ選手権では敗れてしまったがプレーオフに進出するなどしっかりと仕事をこなしている。また、妻が生存率数パーセントの病気を乗り越え、3人目の子供が産まれるなど、様々な経験をしたからこそ今のリーシュマンがいる。

 最終的にフェデックスポイントランク6位、賞金ランク7位で終えた。新シーズンが始まっても勢いは衰えず、10月のザ・CJカップ at ナイン・ブリッジスではプレーオフでジャスティン・トーマス(米)に負けはしたが2位、11月のオーストラリアンPGA選手権では4位タイに入っている。世界13位(2017年12月13日時点)のオージーに来年も期待したい。

(写真提供:Getty Images)

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