2017年は故障に苦しむなど“無冠の1年”となったローリー・マキロイ（北アイルランド）だが、アブダビHSBCチャンピオンシップ（アラブ首長国連邦、アブダビGC）で大きな自信を得られているようだ。

　2018年の初戦アブダビHSBCチャンピオンシップに出場しているマキロイは、3日目に8バーディ、1ボギーの「65」をマークして首位タイのトーマス・ピータース（ベルギー）とロス・フィッシャー（英）と1打差の単独3位に浮上した。

　2017年は肋骨や腰の故障に悩まされ、さら先日は心臓にも問題を患っていることを明かした4度のメジャーチャンピオン。2016年の9月を最後にツアー優勝から遠ざかっているも、69-66-65と1日ごとにスコアを伸ばすなどこの大会で大きな手ごたえを掴めていると話している。

　「非常に大きな意味を持つ。南アフリカでストーミー（グラム・ストーム）にプレーオフで負けたり、何度かチャンスはあったが、優勝できていない。でも、それを乗り越え、明日再び優勝のチャンスが巡ってきたと思うととてもワクワクしている」

　「今週はパッティングの調子が本当に良いし、ボールもとてもうまく打てている。全体を通して最高の1日だった。今週だけじゃなくて、残りのシーズンに向けて大きな自信になった」

　2年ぶりのツアー優勝と4月のマスターズでキャリアグランドスラム達成を目指すマキロイの活躍に注目したい。

（写真提供：Getty Images）