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2つの苦しみを乗り越えて掴んだ母の日の勝利 - ザ・プレーヤーズチャンピオンシップ ウェブ・シンプソンの4日間

2018年5月15日(火)午後4:53

 米男子ツアーのザ・プレーヤーズチャンピオンシップ(5月10日~13日/フロリダ州 TPCソーグラス)でウェブ・シンプソン(米)が通算18アンダーを記録し、今季初優勝を飾った。

 同ツアーのフラッグシップトーナメントでもあり、そのレベルの高さから“第5のメジャー”とも呼ばれる今大会。名物でもあるアイランドグリーンの17番ホールなど、多くの選手が苦しむ罠を備える18ホールのなかで、2012年全米オープン王者のウェブ・シンプソン(米)は初日に7つのバーディを奪って、6アンダー「66」をマークし、トップタイに立つ。

 6人が首位に立ってスタートした2日目には、2番パー5で2オンに成功し、約10メートルのイーグルパットを沈めてエンジンをかけると、5アンダーで迎えた11番からは6連続バーディを奪取。17番でティーショットがアイランドグリーンの縁にあたって池に消える不運もありダブルボギーとし、2桁アンダーとはならなかったが9アンダー「63」のビッグスコアで後続に5打差をつけて独走状態へと入る。

 ムービングサタデーも1番からバーディ発進を決めると、前半のうちに2つスコアを伸ばしてハーフターン。さらに、11番パー5ではグリーン奥のバンカーから放った3打目がカップに吸い込まれて今大会2つ目のイーグル。その後は1バーディ、1ボギーでまとめて4アンダー68でホールアウトし、後続との差は7ストロークとなる。

 そして、迎えた最終日。母の日ということもあり、ピンク色のウェアを纏ってティーオフしたシンプソンは、前半を1バーディ、1ボギーのイーブンパーで折り返し。「思っていたよりも大変だった」とシンプソンが振り返った通り、一時タイガー・ウッズ(米)が猛チャージの気配を見せて迫るシーンがあったが、サンデーバックナインの11番、16番でバーディをマークして突き放した。最終18番はダブルボギーとしたものの、終わってみれば4打差の圧勝劇。最後のパットを決めると、右手でガッツポーズをして喜びを露わにした。

 2013年のシュライナーズ ホスピタルズ フォー チルドレンオープン以来となる優勝となったシンプソン。勝利を確信したのは17番だったようで「ボールがグリーンに乗ったのを見たとき、心の中で祝杯を挙げていたよ」とラウンド後に語った。

 メジャートーナメントでの優勝、さらにはライダーカップでの活躍を支えていたパッティングにおけるアンカリングが禁止となって以来、苦しい状況が続いていたが、左腕をシャフトに沿うように固定(アームロック)させ、クローグリップで握る構えで今季はスコアに対する貢献度を示すストローク・ゲインド・パッティングで0.832を記録し、ツアー全体で5位にランクイン。前週までにトップ5入りを4回を記録していた。

 さらに、シンプソンにとっては5月13日にトロフィを手にしたことに大きな意味があったようだ。昨年の11月に父親を亡くし、初めて迎えた母の日。「母や兄弟にとって、辛い期間だった」と涙を浮かべながら答えたシンプソンは「この日に優勝することができて、少しでも母にとって希望の光となったと思うよ」と、約5年ぶりの優勝を最愛の母へと捧げた。

 国内男子メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権大会」では、タイトリスト・ボールプレーヤーの谷口徹プロ(プロV1x使用)がプレーオフを制し、大会最年長優勝記録を更新して、大会通算3勝目、ツアー通算20勝目を挙げた。また、国内女子ツアー「ほけんの窓口レディース」では鈴木愛プロ(プロV1x使用)が大会連覇を達成し今季3勝目を挙げたほか、欧州男子ツアー「ロッコフォルテシチリアンオープン」では、ヨアキム・ラガーグレン(プロV1使用)がツアー初優勝を飾っている。
 
ウェブ・シンプソンの使用ギア
ボール:プロV1
ドライバー:917D2(9.5度)
フェアウェイ:913Fd(18度)
ユーティリティ:913Hd(20度)、915Hd(23.5度)
アイアン:718 MB(#5-PW)
ウェッジ:SM7(54度、60度)
 
(ボール使用数は延べ数です。2018年5月13日時点・ダレルサーベイ社調べ)

(写真提供:Getty Images)  

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