ジャスティン・ローズ（英）は米男子ツアーのフォートワース招待（現地時間26日／テキサス州 コロニアルCC）3日目を終え、後続に4打差をつけ今季2勝目に王手をかけているが、自身が逆転優勝した経験から安心はしていないようだ。

　去年10月のWGC-HSBCチャンピオンシップ最終日、トップのダスティン・ジョンソン（米）とは8ストローク離れていたが、ジョンソンが「77」と崩れ、ローズが「67」で回り逆転優勝を果たした。

「首位のダスティンからはけっこう離れていたが、優勝できた。だからその反対も十分あり得る。現時点ではあまり自分に期待しすぎない、しても何の得もないと思う」と冷静にローズはラウンド後に語った。

　また「キャディに感謝したい。次々に水を用意してくれた。正直言って今日の暑さは容赦なかった」とローズ。そう、今大会が行われているテキサス州フォートワースの今週の気温は30度超え、日曜日の最高気温は37度となる予定と、水分補給が欠かせない。

「いくら飲んでも水分の摂取量が間に合わない、そのおかげで今日はまだトイレに行っていないんだ」とその過酷さをローズは説明している。

　ローズが今大会で優勝を果たせば米男子ツアー通算9勝目。イングランド選手として同ツアー最多勝利の記録を持つニック・ファルド（英）に並ぶこととなる。暑さに耐えながらプレーし、リードを守り切れるだろうか。