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海外男子

世界最高難度のコースで攻めることのリスク 矢野東がみたシネコックヒルズ

2018年6月17日(日)午後0:07

 海外男子メジャー第2戦・全米オープンゴルフ選手権(シネコックヒルズGC・ニューヨーク州)で、CS放送「ゴルフネットワーク」の3日目テレビ中継でゲスト解説を務めた矢野東プロが、出演終了後にインタビューに答え、コースの印象や4日目以降の展望を語った。



 コースの印象は予想通り、ただただ難しいなと言う感じでしたね。グリーンの形状がお茶碗をひっくり返したような、真ん中が高くて両サイドが落ちている形状なので、少しでも自分の狙いから外れると全部グリーンから落ちてしまう。

 しかも、普通ああいうグリーンのコースは距離が短かったりするんですが、距離もしっかりありますし、そこに風が吹いてきて、しかもポアナ芝。難しい要素しかないところが「凄いところでやっているな」という感じですね。フェアウェイが広いのは、狭かったらゴルフにならないんだと思います。それでもあのスコアですから。

 僕の目ですけど、今日の松山選手は1番からずっと攻め続けてたんですね。ただ、世界のあれだけの選手達がアンダーパーが出せないゴルフ場で、攻めたらああいうスコアになる、1ヤード刻みのショットが出来ないと、ボギー、ダブルボギーが出てしまうコースなんですよ。松山選手がコースマネジメントをセーフティにやってたら、あそこまでのスコアにならないと思うんですよ。そこは、本人が「優勝」というスコアに対してのゴルフなので、僕はなんとも言えないところですけど。

 どんなにいいショット打っても、風が吹いてて、グリーンが難しくて、200ヤード先の1ヤードの精度を要求されるようなセッティングになっていると、どれだけ自分がいいショットを打っても、18回のショットが18回の成功には結びつかないので、そのあたりのリスクマネジメントだったかなと。

 松山選手自身も、自分が伸ばしていかないとという状況で、ここまで上位が崩れるとは思っていなかったのではないでしょうか。早いスタートの選手たちがスコアを出していたので、そういう中で攻めすぎてしまったというのが、彼自身も反省、後悔しているのではないかと思います。

 最終日にむけてのモチベーションの持ち方は、難しいですよね。どれだけまくっても優勝は難しいですし、(松山選手に)上位進出という言葉も違うと思うんですよ。明日は、難しいセッティングのコースの中で、自分がアンダーパーが出せるか、今週のベストスコアを出せるかということろをモチベーションにしていくことでしょうか。

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