メジャー第3戦 第147回全英オープンゴルフ選手権が現地時間19日、スコットランドのカーヌスティGLを舞台に開幕。日本からは、松山英樹、小平智、宮里優作、谷原秀人、池田勇太、時松隆光、市原弘大、秋吉翔太、川村昌弘、小林正則の10選手が出場。クラレットジャグ（優勝トロフィー）獲得を目指す5選手のコメントを紹介しよう。
 

秋吉翔太、ミズノオープン優勝でつかんだ初の全英への切符

　秋吉翔太は「～全英への道～ミズノオープン at ザ・ロイヤルゴルフクラブ」で優勝して出場権を獲得。初の全英オープンゴルフ選手権に臨む。

「ゴルフの聖地なので、恥じないようなゴルフをしたいと思います。カーヌスティは難しいコースらしいですが全く実感と言うかどういうコースか知らないので、全英で4日間しっかりと戦いたいです。ショット力に対しての自信はあるので、そのショット力を活かしたゴルフをしたいなと思います。どんな結果になるか分からないですけど、日本人代表として一生懸命やって、予選通過できるように、上位に行けるように頑張りますので応援のほど宜しくお願いします」

小林正則、4年前のリベンジなるか

　ミズノオープンで2タイとなり本選への出場権を獲得した小林（4年ぶり2度目）は「カーヌスティということで出たい場所です。セントアンドリュースかカーヌスティのどちらか出たいと思っていましたし、前回ロイヤルリバプール（2014年予選落ち）に出た時は、全く自分のゴルフが出来なかったので、次も絶対難しいと思うんですけど、しっかり自分のゴルフが出来るように頑張りたいと思います」とコメント。

　また「（2014年大会は）本当に正直、回っていて全く楽しくなかったです。本当に18ホール完走するのがいっぱいいっぱいだったので、あれは辛かったですね。辛いことしか前回の大会では覚えていないです。とてもパーで上がれるようなコースとは思えないですね、本当に。前回の借りというわけじゃないですけど、今回ちゃんと自分のゴルフをするようにして良いプレーが出来ればいいです。でも本当に今は楽しみが大きいですね」と2014年大会のリベンジに燃えている。

　小林と同じく2位タイとなった川村（初出場）は「本当にタフな中で4日間（ミズノオープン）やって勝ち得た権利なので自信をもってプレー出来たら良いなと思います」と語り、「自分の勝手なイメージだと全英では風が吹いています。自分で球を操るのは得意な方なので、自分のプレースタイルがどこまで通用するか試してみたいです。対策は特に考えずに、先入観なしにいきたいと思っています。初のスコットランドということで、子供の頃からずっと行きたかった、目標だった場所なので、ひとつ子供の頃からの目標が達成できたことは良かったです。あとは自分がどれだけ出来るか頑張りたいと思います」とワクワクを胸に戦う。

時松隆光、テクニックでカーヌスティを攻略できるか

　時松は国内男子ツアー「日本ゴルフツアー選手権」終了後の同ランク2位以内の資格で出場が決定。初めての全英オープンゴルフ選手権に臨む時松は「全米は飛距離、全英はテクニックが大事なような気がするので、飛ばない僕でも上手く対応できればいいかなと思っています」とコメント。

　また「せっかく出して頂けるからにはしっかり調整して、何も不備もなく望めるように今から調整していきたいと思います。（予選を）通れば優勝争いくらいの気持ちです」とし、「ボギーを打たずに我慢して、取れるホールで取るという僕のバーディもボギーも少ないというスタイルを活かせればワンチャンスで通過くらいは出来るかなと思っていますけど、とりあえず頑張ってきます」と意気込んでいる。
 

市原弘大、日本ゴルフツアー選手権優勝で2年ぶり3度目の全英へ

　市原（2年ぶり3度目）は「日本ゴルフツアー選手権」で逆転優勝し、賞金ランク2位に入りメジャーへの切符をつかんだ。

「2回メジャーに出させて頂いて、2回とも全英オープンでした。ヨーロピアンツアーのQTを昔うけた事もありましたし、全英って自分の中では大きいメジャーでもあるので、出たいという気持ちが強かったです。（日本プロ優勝で）転がり込んできたので嬉しいですし、それに向けていろいろ準備しなきゃなですね」

「こんなコースだといくつ叩いちゃうのかなと小さい頃からテレビで見ていたので、その舞台に自分が行けるのは楽しみですが、怖さもあります。でもやっぱり楽しみですね。ギャラリーの皆さんに4日間いいプレーを見せられたらいいなと思います」と市原は憧れの舞台での活躍を誓った。