23日に開幕する米国PGAツアー「ザ・ノーザントラスト」より、賞金1000万ドルを賭けた全4戦の戦いが始まるFedExCup（フェデックスカップ）プレーオフシリーズ。CS放送「ゴルフネットワーク」でPGAツアーの中継解説を務める佐藤信人プロと内藤雄士ツアープロコーチが、注目選手と日本選手への活躍についてのコメントを寄せた。

　佐藤プロは、「PGAツアーのシード権獲得125位以内をクリアした人たちなので、来シーズンの職場は確保されています。あとはもう上に行くだけという感じで、基本みんなアグレッシブにいくと思います」と展開を予想。

　その中での注目選手としては「昨年の年間王者ジャスティン・トーマスでしょうか。FedExCupが始まってから2年連続で年間王者になった人はいません。全米プロゴルフ選手権も連覇まで惜しかったですが、その全米プロもストローク戦になってから（1958年以降）連覇した人はタイガー・ウッズしかいません。タイガーすらやったことがない『FedExCup年間王者の連覇』がかかるというのは、燃えているでしょうし気合が入っているのではないでしょうか」と、シーズン3勝、FedExCupポイントランク2位、世界ランク3位（ともに8/20現在）と昨年同様安定した成績を残しているトーマスの名前をあげた。

　一方、内藤コーチは同シリーズに出場する日本人選手2名、松山英樹と小平智について述べ「松山選手は今シーズン勝っていないので、このプレーオフシリーズで優勝してもらいたいですね。小平選手は4月のRBCヘリテイジで勝っていますが、彼は攻撃的なタイプのプレーヤーなので（アグレッシブなフィールドになりやすい）プレーオフシリーズには向いているのではないかと思います。松山選手と小平選手二人揃っての優勝争いを観てみたいですね」とコメント、日本勢の活躍に期待を寄せた。

　松山英樹と小平智は予選ラウンドは同組で、1日目は現地時間23日午前7時10分に9番ホールからスタートする。