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右打ち左打ちからスポンサーまですべてを比較され続けた両極タイガーとミケルソン

2018年11月23日(金)午前11:00

THE MATCH 〜タイガー・ウッズvsフィル・ミケルソン〜【一夜限りの国内独占放送】
 現地時間23日、米国ラスベガスのシャドークリークGCを舞台に「タイガー・ウッズvsフィル・ミケルソン」という世紀の対決がテレビマッチで行われます。これまでずっと「仲が悪い」とされてきたタイガーとミケルソンがマッチプレーをするということで、CS放送「ゴルフネットワーク」などで長年海外ツアー中継解説を務め、タイガーとミケルソンを見続けてきたプロゴルファーのタケ小山氏に、この対決についてお話を伺いました。
 
20年前なら絶対に実現していなかった対決
 最初にこのマッチの話を聞いたときは「やらないだろうな」と思った。実現しないだろうなと。それは、アメリカのゴルフが隆盛した1990年台後半から、タイガーとミケルソンは常に両極にあったわけだよね。タイガーが97年に出てくるでしょ。それまでゴルフというゲームは、白人のエスタブリッシュメントな、要するに“贅沢なスポーツ”という象徴でもあったわけだよね。その時はね。

 でも、タイガーがそこに入ってきたことによって、アメリカのツアーもそうだけど、アメリカのゴルフビジネスが大衆化、一般化して誰でも出来るものに変化していくわけだよね。ゴルフが大衆化し、プロスポーツの中でもアメリカの4大スポーツであるアメフト、野球、ホッケー、バスケットの領域までに引き上げていったのが、タイガーなんだよね。

 それで、いつでもその比較対象にされたのは、白人代表のフィル・ミケルソン。この2人は仲いい悪いにかかわらず、右打ち左打ち、白人黒人、お互いのファン層、家柄から、クラブメーカーやスポンサーまで全てを比較され続けてきたわけで、その2人が本当に戦って優劣つけてしまったら、なにか”壊れちゃう”んじゃないかなと思ったんだよ、俺はね。

 昔のタイガーだったらやらないと思う。20年前だったら「そんなのやらないよ、なんでフィルとやらなきゃいけないの」ってね。だって、みんな仲が悪いのを知っているから。2004年のライダーカップで、キャプテンのハル・サットンがタイガーとミケルソンを組ませたことがあったけど、愚策だったし。お互いのスタッフ同士、家族同士も仲が悪かったから。今でも、仲は決して良くはないと思うよ。

 でも、タイガーが一皮剥けちゃったというか、いろいろとメチャクチャな事になっちゃって、生まれ変わっちゃったんだよね。タイガーの今回の態度をみててもさ。昔のトゲのあるタイガーというのは無くなって、結果を受け入れることができようになったから実現したんだろうなと。20年前だったら絶対に実現してないよね、このマッチは。
 
ふたりのマッチプレーはおそらく最初で最後“世紀の巌流島”
 現地でもいろんな予想をしているけど、実際ふたりともアメリカのツアーを引っ張ってきた人たちでしょ。実力はみんな自他ともに認めるところじゃない。チャリティだとかフレンドリーマッチだとかテレビのエキシビジョンだといっても、ティーグラウンドにたったら、お互いに一つだけ決まっていることがある。それは「負けたくない」ということ。多分本気になっちゃう。ラスベガスが舞台ということで、ボクシングのメイウェザーの試合のようなね。喧嘩になっちゃうかもしれない。どっちが勝っても負けても面白いことになると思うよ。

 いや、でもこれは観るべき世紀の一大イベントですよ。タイガー対ミケルソンはたぶん最初で最後。フィルとタイガーの一騎打ちって、今まであんまり無いんだよね。どっちかがいいとどっちかが悪いから。だから、面白いんだよ。同じ土俵でのガチンコ勝負は、2回目は無いと思う。マッチプレーでなんてのは、WGCデルマッチプレーで2人が決勝に残る確率なんてほぼないからね。お互いが現役でいるうちでは、まさに今世紀のゴルフ界史上最大世紀の“巌流島“だね。俺も観たいよ(笑)。

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