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「最後まで諦めないで、あがかないとと思って」松山英樹独占インタビュー

2019年1月1日(火)午前9:40

松山英樹を見た証言~2019新春特別編~
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 2018年は未勝利に終わった松山英樹選手。しかし、出場枠わずか30名のPGAツアー最終戦・ツアーチャンピオンシップには、崖っぷちに立たされながらも5年連続でその場所にたどり着くなど、底力を見せてくれたシーズンでもありました。

 その松山選手が自ら2018年を振り返るCS放送ゴルフネットワークの特別番組「松山英樹を見た証言 2019新春特別編(元日よる8時初回放送)」に出演。インタビュアーは2018年に数試合松山選手のバッグを担いだプロキャディ・杉澤伸章氏。視聴者からの質問やゴルフネットワーク解説陣からの質問に答えながら、2018年シーズンを振り返りました。ここではその一部をご紹介します。


 
タイガーはファンというより“憧れ”
─ タイガー・ウッズの復活優勝

 嬉しいですね。タイガーが最後に勝ったのが5年前ですからね(2013年のWGC-ブリヂストンインビテーショナル)。その時、僕は一緒に回っているので、(勝利数の記録が)更新されたので良かったです。コースレコードの61を出したときですね。(注:2017年同大会最終日に松山も61のコースレコードタイをマークして優勝)

 僕はタイガーの全盛期の強さをプレーでは見てないので。でもいつでも雰囲気がありますよね。全英オープンの時もそうだったじゃないですか。持ってるオーラがぜんぜん違うなと思いました。いるだけで気になりますよね。「どうするんだこれ」とか、「なに食べてるんだ?バナナかよ!」みたいな(笑)。

 名前を呼ばれたりすると嬉しいですね。2018年も結構一緒に回る機会があったんですが、スタート前に「頑張れ」といわれて、こっそりグーッタッチしたりして・・・嬉しい、みたいな(笑)。僕の場合は、ファンというよりは憧れが強いですね。

─ PGAツアーのスタッツで気になるもの

 ティー・トゥ・グリーン(グリーン以外でのショットがどれだけスコアに貢献したかを示す数値)は気になりますね。気になるんですけど、自分ですごくいいなと思っても全然悪かったりするんですよね。パッティング(ストローク・ゲインド・パッティング:パッティングのスコア貢献度を示す数値)もそうですね。結構いい感じで入っているのになぁと思うときも悪かったりとか。

 あと、バーディ率は見ますね。シーズンが終わった後に見ます。シーズン中は全く見ないです。でも、なんとなくわかりますけどね。今年は低いなぁとか、バーディ獲れてないなとか。

─ 2018年でフィーリングが良かった試合

 良かったのは、バイロン・ネルソン(AT&Tバイロン・ネルソン/5月中旬)とメモリアル(メモリアルトーナメント/5月末〜6月上旬)。あとは、BMW(BMWチャンピオンシップ/9月上旬)は良かったですね。その前のデル(テクノロジーズチャンピオンシップ/8月下旬〜9月上旬)とツアーチャンピオンシップ(9月下旬)も悪くはなかったですが、BMWのほうが圧倒的に良かったですね。

 谷さん(谷原秀人)とか優作さん(宮里優作)が僕について話している記事を見て、「ああ、そういうふうに見えてるんだ」と思って、ちょっとやってみたら良くなりました。自分が今まで気にしてやっていた部分を見失っていたのかなというところが、また見えたので良かったかなと。
 
諦めずにあがいて掴んだシーズン最終戦 そして2019年に向けて
─ プレーオフシリーズでFedExランキングを13位まであげた

 2018年は成績が出なくて、自分で「良くなってきてるのにな」と思っている時にTOP10に入れなかったりすると、去年まで普通にTOP10に入っていたのが凄かったのかなと。自分の状態が良ければTOP10に入れるのが普通だと思ってたんですよ。「この状態だったら入れる」というのが「なんで入れないんだろう」という"壁”ですよね。それは、メンタル的なことなのかわからないですけど。

 まあ技術的なことも少なからずあるので、しっかりと「これだったらいける」という細かい所まで見ていかないといけないのかなと思いますね。自分が思っているレベルにいければTOP10に入れると思いますし、今までやってきたものを信じてやれば、大丈夫だと思いたいですね。

 ウィンダム(ウィンダムチャンピオンシップ/8月中旬)で良くなりかけてて、次の週(ザ・ノーザントラスト/8月下旬)も良くて、その次の次の週(デルテクノロジーズ チャンピオンシップ)で4位タイに入って。良くなりかけで上位に入れなかったりすると心が折れたりするので、ボストン(デルテクノロジーズチャンピオンシップ)で入れたのは大きかったですね。プレーオフシリーズは本当によく頑張ったなという感じです。

─ ウィンダムチャンピオンシップですごい練習をしていた

 そうですね。もう、追い詰められてましたね。「もういいかな、今年はやってもダメだから」と思いましたけど、でも、そこで止めてると自分じゃないなと。最後まで諦めないで、あがかないとと思って。

─ 帯同の飯田トレーナーも疲れ切っていた(笑)

 (うまくいかない自分に)腹が立って、(オーバーワークで)やっちゃいけないのにやっちゃう、みたいな(笑)。「もう帰ります」といいながらなかなかうまくいかなくて、「よし、うまくいった。もう1回」といって、またうまくいかないとか(笑)。

─ 来年に向けて

 勝ちたいですよね。これで夏まで勝てなかったら、(未勝利が)2年ですからね。早く勝ちたいですけど、やはり上位争いを、常にTOP20、TOP10を出していれば、最終日にポンと上がればいきなりトップに立ったりすると思うので、底辺がその順位になるように。それができている人が、今の世界ランク上位の人たちなので。

 最終日に首位と5打差以内というのが目標ですね。それくらいなら、結構逆転している試合が多いじゃないですか。3日間終わってそこにはいたいな、そういう試合が多くなればいいなと思っています。



 このほか番組では、昨年11月に専属契約を解消した進藤大輔キャディや帯同している飯田光輝トレーナーのインタビューも交え、2018年の松山選手を振り返ります。さらに進藤キャディからは松山選手への質問も。果たしてどんな質問が投げかけられたのか。特別番組「松山英樹を見た証言 2019新春特別編」は、元日よる8時初回放送です(再放送・見逃し配信あり)。

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