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飛ばしの秘訣は「ヒップターン」キャメロン・チャンプのスイング解説

2019年1月21日(月)午後6:30

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 今年のPGAツアールーキーの中で最注目とされるキャメロン・チャンプ。昨季のweb.comツアー(PGAツアーの下部ツアー)のトータルドライビングディスタンスで“343.1ヤード”という驚異的な数字を叩き出した規格外の飛ばし屋ですが、その飛距離の源について、CS放送ゴルフネットワークでPGAツアー中継解説を務めるツアープロコーチ・内藤雄士さんに解説していただきました。
 
チャンプの特徴は大きな捻転と力強く素早いヒップターン

 キャメロン・チャンプが飛ばせる理由について、当然チャンプが柔軟な体とバネのある筋肉を持っているということはあるのですが、まずバックスイングの特徴として、スイングを正面から見たときに、下半身は静かな状態で右の肩甲骨がみえてくるほどの強い捻転をしていることがわかります(写真①)。
 

写真①
 
 そしてダウンスイングでは、手とクラブの角度が90度ほどになる強いタメがインパクトエリアまで続き(同②)、ハンドファーストをキープしたままインパクトを迎えています(同③)。ダスティン・ジョンソンもそうですが、このハンドファーストインパクトが飛距離に大きな影響を与えています。ハンドファーストでスイングしながら、左手のコッキングがほどけないことで、ボールとの角度がついて強くインパクトすることができます。
 
同②


同③

 チャンプのスイングでハンドファーストインパクトを実現させているのは、左の股関節を軸にした強烈な“ヒップターン“です。ここでの「ヒップ」とは尻ではなく「腰」、あるいは「股関節」を指します。ダウンスイング時の左サイドの股関節の動きをみると、インパクトエリアで大きく腰がターンしていることがわかります(同④)。
 

同④
                            
 チャンプ本人も、自分の飛距離の源はこの“ヒップターン”なんだと言っていますが、左の股関節を軸にして大きく素早くターンをすることで、ヘッドスピードを上げるとともに、ハンドファーストインパクトを実現しています。ただのハンドファーストで打つとスライスしてしまうのは、ヒップターンがしっかりできていないからです。

 飛距離を出したいという方はぜひ試していただきたい動きですが、ハンドファーストにこだわりすぎてヒップターンが十分でないと、スライスあるいはシャンクしてしまいます。バランスよく動きを取り入れてみてください。

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