現地時間15日、テニスの男子世界ランク2位のラファエル・ナダル（スペイン）がタイガー・ウッズ（米）のマスターズ優勝を見て「とても感動した」とロレックス・モンテカルロ・マスターズ（13日～21日／モナコ）の記者会見の場で話した。

「僕は彼の大ファン。何百回も昔から言ってるけれど、世界で最も好きなスポーツマンなんだ」と四大大会（グランドスラム）通算17勝のナダル。続けて「彼はタフなシーズンが続いていたから、優勝はこれ以上ないくらい（僕にとっても）嬉しい。復活するためにしてきたことと、並ならぬ努力が想像できる。復活は難しいことだと思うけど、オーガスタで勝ったことは彼にとって大きな意味を持つ。僕は昨日とても感動した。彼が家族と祝福していた瞬間は忘れられない」と話した。

　また、「僕は誰かからの刺激は必要なかった。いつもカムバックしてきたし、いつも上手くいっていた」と32歳のナダル自身も怪我に何度も泣かされてきたが、その度に復活してきた。しかし、「でもいつかはそうならない日が来る。だけど、去年のタイガーを見て、みんな刺激を受けたと思う」とウッズの完全復活にはグッとくるものがあったようだ。