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海外男子

ミケルソンが世界ランクトップ50から外れる 実はNo.1経験なし

2019年11月5日(火)午後0:45

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 1993年11月25日から28日にかけて行われた国内男子ツアーのカシオワールドオープンで単独2位に入ったフィル・ミケルソン(米)は28日付の世界ランキングで47位、初めてのトップ50入りを果たした。

 以後、マスターズ、全米プロ、全英オープンで優勝するなどトップ50は維持してきたが、最新の世界ランキングで51位となり偉大な記録が途絶えた。

 先週のWGC-HSBCチャンピオンズは28位タイとまずまずだったが、国内男子ツアーのマイナビABCチャンピオンシップで単独2位に入った今平周吾が50位に浮上し、ミケルソンは51位に後退した。

 ミケルソンは最終ラウンド後、トップ50から外れることを聞かされると「よく走ってきたと思う。残念ながらここ8か月のプレーはひどく、世界ランクも落としてしまった。だけど必ず戻ってくるよ」と話した。

 約26年ものあいだトップ50を維持するのは並大抵のことではない。怪我に苦しみ戦列を離れたり、シード権を失ったり、諦めてゴルフ以外の職業に就く者もいるほど世界最高峰のPGAツアーで戦い抜くことは難しい。その中でミケルソンは通算44勝を挙げ、トップ50をキープしてきたのだから拍手喝采だ。そして本人が言うようにすぐに順位を上げてくるだろう。

 ちなみにミケルソンは世界ランク1位にも賞金王にも輝いたことがない。理由としてはタイガー・ウッズ(米)、ビージェイ・シン(フィジー)がいたからだろう。さらに驚くべきことは来年の6月で50歳となりシニアツアーで戦えるということ。しばらくはレギュラーツアーだろうが、シニアツアーに参戦したらベルンハルト・ランガー(独)のようにたくさんの勝利を積み重ねること間違いなしだ。

(写真:Getty Images)

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