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国内女子

ペ・ソンウがメジャーVで3年のシード獲得 賞金女王は鈴木愛

2019年12月3日(火)午前10:30

 国内女子ツアーの最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は1日、宮崎県の宮崎カントリークラブ(6,535ヤード・パー72)で最終ラウンドが行われ、「67」で回ったペ・ソンウ(韓)が通算11アンダーで今季2勝目、初のメジャータイトル獲得となった。

 本人にとって一番大きかったのは3年のシードを獲得したことだろう。2019年はTP単年登録者としてプレー。8月の北海道meijiカップでツアー初優勝、最終戦のメジャー大会を制し、12月1日付でLPGA会員となった。

「会員になれて凄く嬉しい。韓国では活躍できましたが日本では厳しかった。(優勝して3年のシードを獲得できたのは)信じられない」

 また、今年から大会公式カラーが赤に変更。ペのラッキーからも赤なので「最終日は赤いウェアにした。バーディの色なので」とタイガー・ウッズ(米)ばりに決めて見せた。

 鈴木愛、申ジエ(韓)、渋野日向子の賞金女王争いの注目がいくなか、ペは落ち着いて自分のプレーに徹し勝利を手繰り寄せた。



 そして、賞金女王争いを制したのは鈴木だった。賞金ランク1位で今大会に臨み、通算5アンダー5位タイで716万4,000円を加算。今季の獲得賞金は1億6,018万9,665円となり2年ぶり2度目の賞金女王に輝いた。

 2日目を終えた時点で鈴木が17位タイ、渋野が3位タイと鈴木としては少し苦しい展開だった。しかし、今季7勝の鈴木は3日目に2つ、最終日に4つ伸ばし、賞金女王を確定させた。

「7勝して賞金女王になれなかった人はいない。もし逆転されたら恥ずかしい」という強い思いがあったという。そんな鈴木の次なる目標は東京五輪。世界ランクを上げ、国を背負うことはできるだろうか。



 タイトリスト ブランドアンバサダーのペをはじめ、三つ巴の賞金女王争いをしていた鈴木、渋野、申らタイトリスト ボールプレーヤーは賞金ランキング1~5位を独占し、上位7名のうち6名がタイトリスト ゴルフボール使用者となった。

<国内女子ツアー賞金ランキング>
1位 鈴木愛(プロV1x)
2位 渋野日向子(プロV1)
3位 申ジエ(プロV1)
4位 ペ・ソンウ(プロV1x)
5位 タイトリスト ボールプレーヤー(プロV1・契約外使用)
7位 穴井詩(プロV1)

 高知県Kochi黒潮カントリークラブを舞台に行われた国内男子ツアーのカシオワールドオープンで、タイトリスト ブランドアンバサダーのキム・キョンテ(韓)が通算20アンダーで3年ぶりの優勝。また、1-2-3-4フィニッシュに加え、10位タイまでの上位13名のうち10名がタイトリスト プロV1・プロV1x使用者となった。


*ダレルサーベイ社調べ

(写真:Getty Images)

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