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海外男子

年間王者&最優秀選手 ローリー・マキロイを振り返り

2019年12月20日(金)午後2:15

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 ローリー・マキロイ(北アイルランド)にとって2019年は復活の年だった。

 2017年は未勝利、2018年はアーノルド・パーマーインビテーショナル presented by マスターカードで1勝を挙げたが、その後は優勝から遠ざかっていた。

 復活へもがくなか、2019年は3月のザ・プレーヤーズチャンピオンシップで逆転優勝。生涯グランドスラム達成とはならなかったが4月のマスターズでは5位タイと好調だった。

 6月のRBCカナディアンオープンでは最終日に「61」を叩き出し、2位に7打差をつけ圧勝。また、3年連続で予選落ちだった同月の全米オープンゴルフ選手権で9位タイに入るなど2017年、2018年と比べるとマキロイのプレーぶりは全く異なっていた。

 そして迎えた7月の全英オープンゴルフ選手権。地元の北アイルランド開催、同大会までの成績を踏まえ、PGAツアーの優勝予想では堂々の1位。周囲の期待は膨らむ一方だった。

 しかし、初日8オーバー150位タイと大きく出遅れる。2日目に「65」を叩き出し意地を見せるも、初日の成績が響きカットラインに1打及ばずまさかの予選落ちとなった。

 地元ファンとしては残念だったと思うが、アイルランド出身のシェーン・ロウリーが優勝したことで大会自体は大いに盛り上がった。

 とはいえ本領発揮できなかったのは全英オープンくらいで、同大会の翌週に行われたWGC-フェデックス セントジュードインビテーショナルでは4位タイ。良い流れでプレーオフシリーズを迎えた。

 初戦のザ・ノーザントラストは6位タイ、第2戦のBMWチャンピオンシップは19位タイ、そして最終戦のツアーチャンピオンシップで優勝し、3年ぶり2度目の年間王者。また、年間最優秀選手にも輝き最高の年となった。

 新シーズンに入っても好調を維持。10月のZOZOチャンピオンシップで3位タイ、翌週のWGC-HSBCチャンピオンズで優勝と勢いは止まらない。

 来年こそはマスターズ優勝で悲願の生涯グランドスラム達成が見られるかもしれない。

(写真:Getty Images)

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