18日開幕の米男子ツアー、ザ・ホンダクラシック（米フロリダ州／PGAナショナル）に出場する石川遼がインタビューに答えた。

―1月のソニーオープン イン ハワイ以来の出場となるが

　1カ月ぐらい丸々トレーニングと練習をして、凄く良い1カ月を過ごせました。調子うんぬんと言っていられるような状態じゃないかもしれないですけど、凄く良い感じにはなってきています。

―コーチと取り組んでいることに関して

「やりたいことが沢山あるね」という話はしています。（新コーチと組んで）ちょうど1年ぐらい経ちましたが、まずはスイングプレーンを安定したものにするということを最優先にやってきています。あとは体の使い方の効率をもっと高めていって、飛距離を伸ばすということが、凄くやりたいことです。

　まずは、スイングプレーンをいかに安定したもので固めていけるかというところです。自分にとってはロングゲームが大事になるので、そういう意味ではこのコースはそれが求められますし、1回予選を通った時は凄くアイアンが良かったのを覚えています。ティーショットを狙えるところは広いですが、そこからが凄い難しいコースなので、挑戦しがいがあるかなと思います。

― PGAナショナルのコースの印象

　今年はかなり（芝が）乾くスピードが早いなと思っています。先週からこっちに入っていたので、1回、2回と回りましたが、先週の方が凄い固くて、今週に入ってツアーがあまり早い段階で固くなり過ぎないように水を撒いている感じもするので、ここから日曜日に向けて、固くなっていくのかなという感じはします。

　自分が思うPGAツアーの世界基準のコースとして、このコースは代表的な感じがしています。メジャーとは違ったセッティングですけど、凄くアメリカらしいコースかなと思います。PGAツアーのセッティングで出来るのは凄く楽しみですし、今の自分の現状を知ることが出来るので楽しみですね。

―具体的な目標は？

　パー5が2つしかないので、この2つのパー5でどうやって（バーディ）を獲っていくかが大事になると思います。あとは、難しいパー4がいくつもあって、前半であれば6番、後半も10番、11番と凄く難しいです。そして、最後にベアーズトラップ （15番～17番） が来るという。僕からすると、18番全てがベアーズトラップですけど（笑）。15番からが凄く難しいですけど、意外とそれまでのパー4も難しいので、アンダーパーでプレー出来たら、良いマネージメントと良いプレーが出来たと言えるんじゃないかと思います。

―ベアーズトラップに行く前に貯金を作りたい？

　ベアーズトラップの4ホールの内の2ホールはパー3なので、そこでバーディを獲るのは難しいと思います。そこでもバーディを狙いたくなるような残りの14ホールのプレーになるので、無理はなかなか出来ないですけど、凄く誘われるパー3が最後に2つあるという感じです。バンカーの配置とか、見え方とか全部含めて、凄いコースだなと思います。