メジャー1勝を含む米男子ツアー通算19勝を誇るトム・カイト（米）が、復調の気配を見せつつあるジョーダン・スピース（米）の完全復活に期待を寄せている。米ゴルフウィークが報じた。

　これまでツアー通算11勝を挙げている元世界ランキング1位のスピースだが、2017年の全英オープン以降優勝から遠ざかっており、今年1月のファーマーズ・インシュランス・オープンで予選落ちを喫すると世界ランクは92位にまで下降した。

　それでも2月に入り、ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンで4位タイ、AT＆Tペブルビーチで3位タイと2週連続で優勝争いを演じると、先月のアーノルド・パーマー招待でも4位タイと約3年半ぶりの勝利まであと一歩のところまで迫っている。

　現在71歳のカイトは、マスターズ前哨戦となる今週のバレロ・テキサス・オープン（1日～／米テキサス州／TPCサンアントニオ）でプレーするスピースについて「出場するのは賢明なこと。彼がより多くの自信を得るのに役立つはず」とコメント。「（ゴルフは）心と体が釣り合わないといけない。心が体に追いつけば彼はすぐに良い状態を取り戻すだろう」と同じテキサス出身である“後輩”の完全復活に期待を込めた。

　バレロ・テキサス・オープンの優勝予想でも最有力に推されているスピース。大舞台マスターズを前にどんなプレーを見せてくれるか楽しみだ。