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岡本綾子「素直に、本当に嬉しい」 世界基準のセッティングで躍動した笹生優花と畑岡奈紗

2021年6月7日(月)午後5:45

2021 全米女子オープンゴルフ選手権
 第76回全米女子オープンゴルフ選手権(6月3日〜6日/ザ・オリンピッククラブ レイクコース/カリフォルニア州)は、笹生優花選手が畑岡奈紗選手をプレーオフで下しメジャー初制覇を果たすという日本ゴルフ界にとって歴史的な大会となりました。CSゴルフネットワークの同大会生中継で解説を担当したツアー62勝の岡本綾子プロが、放送終了後に笹生優花選手、畑岡奈紗選手の活躍についてコメントをいただきました。
 
世界最高峰の舞台で実現した日本勢同士のプレーオフ
 素直に、本当に嬉しいですね。

 USGA(全米プロゴルフ協会)のコースセッティングが、この5~6年は6500ヤード以上、時には7000ヤードを超えたりしていましたが、今年のオリンピッククラブでは例年にない6500ヤードを切る(距離の短い)セッティングでした。ファーストカットのラフが芝刈り機の幅だけでない、その倍、倍くらいに広がっていて、さらにその奥に深いラフがあるという、ラフにつかまると本当に大変なセッティングでした。

 選手たちも四苦八苦して、ひょっとしたらアンダーパーがでないんじゃないかと言われていたのが、アンダーパーが出て、それも日本人選手たちが頑張ってプレーオフまでいったというのが、本当に嬉しいです。

 全米女子オープンというのは、日本人だけではなく世界中の女性ゴルファーにとって、プロでもアマチュアでも、世界最高峰のタイトルなわけです。それを、身近にいる人たちが勝ったということに、私は本当に感動しています。

 (勝負を分けたポイントについて)もちろんパッティングはとても大切ですが、コースが難しくなればなるほど、ショットメーカーであることと、もうひとつはグリーンまわりの引き出しをたくさん持っていることが大切です。それもひとつふたつじゃなく、このラフは難しいからこっちの引き出しから出して、そしてそれをちゃんと実現できるかというのが、今週のセッティングの難しさでした。

 笹生選手は、そういう引き出しをたくさん持っていたということですね。現地のコメンタリーたちも、彼女の引き出しの多さに驚いていました。「してやったりだ」と思いました。

 笹生選手や畑岡選手の活躍は、日本のゴルフ界のイメージを変えていく役割が大きかったと思います。渋野選手の場合は、ゴルフの経験もまだまだ浅い、トーナメントの試合数も少ないなかでの優勝でしたが、笹生選手や畑岡選手は、アマチュア時代から世界アマなどのいろいろな国際競技に出場して、プロになって、そしてこのメジャーの舞台で戦ったわけですから。

 他の日本人選手たちにとっては、笹生選手や畑岡選手が日本に帰ってきたとき、その試合で「笹生選手に勝った、畑岡選手に勝った」というだけでも、(世界基準の選手に勝ったという意味で)いいですよね。

(C)Getty Images.

(※6/7 22:00記事の一部を修正しました)

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6月3日(木)~6月6日(日)

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