国内女子ツアーの今季最終戦、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは25日、宮崎県の宮崎カントリークラブ（6,543ヤード・パー72）で開幕。招待者、選手関係者を合わせた観客人数を各日3,000人に制限し、2年ぶりに有観客で開催される。

　最大のトピックは賞金女王争いだ。ランキングトップの稲見萌寧とそれを追う古江彩佳との差は約1,700万円。当然稲見が有利な状況だが、古江が優勝で稲見が単独3位以下、または古江が単独2位で稲見が単独14位以下、という条件で逆転の可能性も残されている。

　新型コロナウイルス感染拡大の影響で試合数が減少した2020年と2021年を統合した今シーズン。最終52戦目でマネークイーンの称号を手にするのはどちらか。初日は同組での直接対決となる。

　前週の大王製紙エリエールレディスオープンでツアー通算4勝目を挙げた原英莉花は、2週連続優勝と連覇をかけてトーナメントにやってくる。昨年大会は初日からトップを守り切る完全優勝で、同年10月の日本女子オープンゴルフ選手権に続くメジャー2勝目を飾った。

　このほか、小祝さくら、西郷真央、西村優菜、勝みなみ、申ジエ（韓）、菊地絵理香、上田桃子、大里桃子、山下美夢有、高橋彩華、渡邉彩香らが参戦する。