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「硬い砂」と「軟らかい砂」2つのバンカーショットをマスターしよう!奥嶋誠昭コーチ

2022年4月27日(水)午後1:59

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 稲見萌寧、高橋彩華、木下稜介らトッププロのほか、多くのアマチュア、ジュニアゴルファーを指導している奥嶋誠昭ツアープロコーチ。プロでもアマチュアも教えることは同じという奥嶋コーチによる、ラウンド中1打でも縮めるためのレッスンを紹介します。
 
まずは砂質の見極めが大事


 バンカーショットの際、最初に確認しなければいけないのが、砂の質です。重要なのは砂が軟らかいのか、それとも硬いのか。

 何故、それを確かめるかというと、砂質によって打ち方を変えなければいけないからです。言い換えれば、バンカーショットは、「軟らかい用」と「硬い用」の2つの打ち方を覚えておき、砂質によって打ち分けなければいけないということになります。

 まず砂が軟らかいときの打ち方について。砂が軟らかいとヘッドを砂に入れたとき、ヘッドが突き刺さってそのまま埋もれてしまうことがあります。そうなってしまっては、砂を爆発させることができず、ボールが飛んでくれません。

 これを防ぐためには、単にヘッドをドンと落とすだけではなく、手首を使ってヘッドを上げる動きが必要になってきます。

 具体的にはヘッドを砂に入れたあと、右手は手のひら側に、左手を甲側に折ることが大事。ゴルフでは、「手首を丸く使う」という言い方をしますが、この動きをすることによって、ヘッドが埋もれることはなくなるし、取る砂の量をコントロールでき、球がきれいに飛んでいってくれます。

 一方、砂質が硬い場合は、砂にバンスが当たってヘッドが弾かれる恐れがあります。これを防ぐためには、上から下に振っていき、ヘッドを抑え込むようにして打つことが大事です。どちらかというとヘッドを砂に刺して終わるイメージ。フォローを大きく取らないように意識すると上手くいきます。

 なお、ボールの位置は、両方ともクラブを真ん中に置き、それに合せてボールがくるようにしましょう。

 また、体重配分に関しては、5対5でも左6対右4でも、自分がスイングしやすいウエイトシフトでかまいません。ただし、打ち終わるまでその体重配分を変えないことが大事です。そうすれば軸のズレが抑えられるので、ヘッドが落ちる位置が安定し、ミスも少なくなります。

 最後にバンカーショットの練習法を紹介しましょう。

 両足の真ん中に、スタンスラインに対して前に伸びる垂線を引き、前に進みながらその線に向かってヘッドを落としていく練習です。地味な練習ですが効果抜群で、繰り返してこれをやることによってバンカーショットに対する苦手意識がなくなります。

 また、ヘッドを同じところに落とせるようになったら、手首を丸く使って砂の取る量をコントロールしてみてください。自由自在に取る砂の量をコントロールできるようになれば、どんなバンカーでもきれいに出せるようになりますよ。

★CS放送ゴルフネットワーク「プレメンレッスン!Season4 奥嶋誠昭メソッド #4」より(放送・見逃し配信中)

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