米男子ツアーのザ・ホンダクラシックは26日、米フロリダ州のPGAナショナル（7,125ヤード・パー70）で最終ラウンドが行われ、クリス・カーク（米）が8年ぶりとなるツアー通算5勝目を手にした。

　カークは2019年5月にアルコール依存症と鬱病を理由に6か月ほどツアーから離れ、リハビリなどに励んでいた。苦しい時期を乗り越えての勝利は大きな意味を持つ。

　通算14アンダーで並んだエリック・コール（米）とのプレーオフは、1ホール目でカークがバーディを奪って終幕し、カークは「ここ数年、私を支えてくれた家族、全ての人に感謝している」。また、対戦したコールはローラ・ボー（米）の息子。ボーもアルコール依存症に苦しんだ時期があるため、コールもカークの気持ちは分かるはず。

　今年のザ・ホンダクラシックは例年以上にストーリーのある4日間となった。
 

（写真：Getty Images）