36歳のブライアン・ハーマン（米）が全英オープンゴルフ選手権（英国／ロイヤルリバプールゴルフクラブ）でメジャー初優勝を飾った。

　4アンダー4位タイ発進を決め、2日目に「65」を記録して単独首位に浮上。そこから首位の座を譲らず駆け抜けたハーマンは「ファンタスティックでしょ？　勝てて最高だ。実感はまだ湧いてないけどね」。

　パッティングが決まりまくり終わってみれば6打差をつけて優勝していたが「追われる立場は正直きつくて、あまり寝れなかったよ」とプレッシャーは相当なものだった。しかも、ヨーロッパ出身のローリー・マキロイ（北アイルランド）、ジョン・ラーム（スペイン）、セップ・ストラカ（オーストリア）らが上位にいたこともあり、一部の地元ギャラリーからはブーイングが。

　それでもハーマンは折れることなく突き進んだ。「若手の勢いがすごいけど、そこそこ飛ぶ方だからね。いつかはメジャータイトルを獲れると信じていたよ」と170cmと小柄だがプレーは誰よりも力強かった。

（写真：Getty Images）