鈴木愛が国内女子ツアーの北海道 meiji カップ（北海道／札幌国際カントリークラブ 島松コース）で2年ぶりのツアー通算18勝目を挙げた。

―優勝した今の気持ちは

　遠くから応援に来てくれた方々もたくさんいたので、優勝できて嬉しいです。今までなら優勝して最後は涙という感じでしたが、先週も優勝争いをして負けていたので、今日は絶対にセーフティなゴルフだけは止めようと決めていました。途中でショットが乱れることはありましたが、キャディさんの「大丈夫だよ」という言葉もあり、自分を信じてゴルフができました。

―優勝を意識したのはいつ

　スコアボードはあるたびに見ていましたが、ゴルフは最後の最後まで何があるか分からないと思ってプレーしていたので、いけるかなと思ったのは最後のサードショットが乗ったときです。

―3日間ノーボギーだった

　私も気づいていなくて、スコアを提出するときにもしかしてボギーフリーなんじゃないって。それくらい目の前の一打に集中していて、いくつ伸ばしたとか、バーディをどのくらい獲ろうとかは考えておらず、淡々とゴルフをするだけでした。

―リードして最終グリーンへ

　この位置で最終ホールに来れたのは嬉しかったですが、セーフティにいくゴルフは嫌だったので、センターを狙うのではなく、ピンを狙うゴルフが最後まで貫けたので次に繋がると思います。

―勝てていなかったことに不安は

　今までは優勝争いが好きだったのに、どうやって勝っていたのか、事前の心構えもですが、どう戦えばいいのかが分からなくて。（今週は）つまらないゴルフは嫌だったので自分らしいゴルフをしたいと思っていました。グリーンが止まりやすくなっていたので、ピンをデッドに狙うゴルフに切り替えられて良かったです。

―20代前半の若手が活躍している

　飛ぶ選手だったり技術的にもアップしているので、私もトレーニングを頑張らないといけないと思っています。4日間の試合も増えていますし、最近は回復力が遅いなと感じることはありますが、それ以上に経験値や勝利数は若手に負けていないと思うので、そういうところで威厳を見せられるように頑張りたいですし、負けたくない気持ちです。

（写真：Getty Images）