今年のライダーカップ（イタリア／マルコ・シモーネゴルフ＆カントリークラブ）は欧州選抜の優勝で閉幕。これで米国選抜は敵地では7連敗となった。

　欧州選抜の絶対的エースであるローリー・マキロイ（北アイルランド）は、シングルスの1勝を含め4勝1敗で4ポイントを稼いでチームの勝利に貢献。前回大会は米国選抜に大敗し、悔しい思いをしたマキロイだが「最高のプレーをしようと思っていて、それができた。だから勝てて本当に嬉しい」と今回は16.5対11.5と圧勝した。

　ライダーカップでのマキロイは自身やチームを鼓舞するため感情を爆発させるが、今回は相手のキャディに対して激怒する場面があった。それは2日目、トミー・フリートウッド（英）と組んでパトリック・キャントレー＆ウィンダム・クラークと対戦した最終ホール。

　キャントレーが長いパットを沈めた後、同選手のキャディがキャップをとってギャラリーをあおった。この行為自体は問題ないのだが、それをマキロイのライン上でやっていたのだ。

　邪魔に思ったこれにマキロイは「イライラした」。怒りはホールアウト後も収まらず、駐車場でも怒号が飛び交う騒ぎにとなり、シェーン・ローリー（アイルランド）がマキロイを車に押し込む形で一応は収まった。このくらいのパッションがなければ勝てないのかもしれない。

（写真：Getty Images）