米男子ツアーのメキシコオープン at ヴィダンタは25日、メキシコのヴィダンタバヤルタ（7,456ヤード・パー71）で最終ラウンドが行われ、ジェイク・ナップ（米）が「71」で回り、通算19アンダーでツアー初優勝を挙げた。

　29歳のツアールーキーは最終日、2バーディ、2ボギーと「ベストなゴルフではなかった」と振り返ったが、逃げ切り優勝。「（昨年4月に亡くなった）祖父や支えてくれた皆のためにプレーしていた。彼らがいる限り、辞めることも諦めることもない」。

　2026年にプロ転向してからはカナダツアー、米下部ツアーなどでプレー。2021年は生活費を稼ぐためにゴルフ場のガードマンとして働くなど苦しい思いもしたが、昨季はポイントランクで上位に入り、レギュラーツアーに昇格。そして早々に初優勝を手にした。

　生き残るのが難しい世界だが、意外にも1勝するとポンポンといってしまう選手もいる。ナップの今後の活躍に期待だ。

（写真：Getty Images）