海外女子
桑木志帆「これからもキラキラできるように」AIG女子オープン優勝帰国記者会見一問一答
2026年8月4日(火)午後7:07

4日、都内でAIG女子オープンを優勝した桑木志帆選手の帰国記者会見が行われ、約1時間にわたって集まった報道陣からの質問に答えました。
―今の心境は
今はちょっとずつ実感が湧いてきた感じです。いろんな方から祝福のメッセージをもらえたので、すごいなと思いました。
―メッセージは何件ぐらい来ましたか
何件か詳しくは覚えてないんですけど、インスタのフォロワーが1万1千人ぐらい増えたので、びっくりしました。
―優勝につながった一番の要因は
初日、2日目は長いパットが入ってくれてスコアを作れましたし、一番大きかったのはドライバーショットで、バンカーがいっぱいある中で4日間で2回しか入れていないので、そこが一番大きかったと思います。
―ショットの正確性の要因は
風が強い中で姿勢が変わってしまったりというのはあると思ってたんですけど、練習で軸がぶれない練習や風に対する練習をしてきたのが良かったと思います。
―プレーオフに入る直前、相手がロングパットを入れて並んだ時の心境は
びっくりしました。18番ホールで取った瞬間からプレーオフになると思ってたので、びっくりはしてたんですけど、集中力を切らさずに待機してました。割と自信はあったので、最後まで諦めずにやればいい結果が出てくると思ってやってました。
―同郷の渋野日向子選手もAIG女子オープン優勝を達成していますが
日向子ちゃんが優勝した時はテレビで見てて、すごいなって思いましたし、刺激ももらえたので、同じ舞台で勝てたことは光栄に思えます。私の姿を見て頑張りたいと思ってくれるジュニアの子たちが増えると嬉しいです。
―優勝後、渋野選手とのやり取りは
メッセージをくれて、すごいねって言ってくれましたし、またご飯行こうって言ってくれました。
―渋野選手の存在とは
昔からお姉ちゃんみたいな存在で、日本でもアメリカでも会ってもいつも優しくしてくれる先輩です。日向子ちゃんの背中を見て育ってきて、いつも気にかけてくれて嬉しいしありがたい存在です。
―今後に向けての目標
今年は日本でプレーするので、残りの試合も一試合一試合気を引き締めて頑張りたいです。(米LPGAの)Qシリーズを受けなくてよくなったので、今はホッとしています。日本ツアーで最後まで一生懸命戦いたいと思います。
―今後どういうプロゴルファーとして活動していきたいですか
良くも悪くも注目される立場になったので、ジュニアゴルファーの子たちから憧れられるような存在になりたいです。これからもキラキラできるように頑張りたいです。

―優勝後の夜はどう過ごしましたか
ホテルに着いたのは遅くて、ビールを2本飲みました。クラブハウスというかテントの中でビールとハイボールを飲みました。始めはビールを飲んだんですけど、ちょっとぬるかったのが残念でした(笑)。でも美味しかったです。その後は朝3時に出発だったので、寝ずにシャワーを浴びたりパッキングしたりして過ごしてました。
―来年からアメリカで戦う具体的な目標は
ルーキーイヤーなので、分からないことだらけで不安もありますし、100%のパフォーマンスができるかも分からないんですけど、行くからには一生懸命頑張って、少しでもいい結果を残せたらいいなと思います。優勝を重ねることが大事だと思うので、どの試合でも優勝をして頑張りたいです。
―優勝を決めた時のボールはどうしましたか
向こうのジュニアの子が欲しいと言っていたので投げました。グローブも投げました。選手のバッジは大切にしまっておこうと思いました。
―4日間、苦しいシーンもあったと思いますが、どう気持ちを保ちましたか
初日にいいスタートを切れて、2日目もいい位置で終われて、4日間とも楽しめてラウンドできていたので、緊張というより最後まで楽しんでやろうというのを貫き通せました。
―去年の海外メジャーと今年を比べて、成長を感じる点は
去年は全く歯が立たなくて悔しい思いをしました。今年は技術面でもメンタル面でも成長を感じました。去年は強い風の中でやられてしまったので、その対策をいろいろやってきたので不安なく入りました。
―岡山の地元ファンへ一言
号外が配られたと聞いてびっくりしたんですけど、地元が盛り上がってくれたのは嬉しいです。自分が人に与える勇気がこんなにもあるんだと思ったので、これからも頑張っていきたいと思いました。
―ジュニア時代の原点になった大会は
毎年岡山県ジュニアがあって、優勝者はステップアップツアーの試合に出られるので、その試合は覚悟を決めて出ていた試合でした。(初出場したステップアップツアーは)緊張してて細かくは覚えてないんですけど、プロの大会で戦うのって楽しいことなんだなというのは覚えてます。
―自分へのご褒美は
お酒をいっぱい飲むことです(笑)。
―プレーオフ1ホール目、ブッシュからのセカンドショット直前の心境は
打った瞬間どこに行ったか見えなくてバンカーかなと思って行ったらブッシュの中で「終わったな」と思いました(笑)。でもキャディさん(小田亨さん)が「3打目で寄せたら相手にプレッシャーをかけられるから、諦めたら終わりだよ」と言ってくれて我に返れました。セカンドも打ち急ぐことなくいつもと同じテンポでいいところに出せて、サードも自信を持って打てて、この結果につながったので諦めなくてよかったと思いました。
―プレーオフで優勝を確信した瞬間は
確信はしてなかったんですけど、いつも通り打てれば絶対入る距離だという自信がありました。
―プレー中のスマイルが印象的でしたが、信条は
日本ツアーでは毎回スマイルってことはないんですけど、全英は雰囲気が良くて、苦しい展開も楽しくて、4日間楽しい気持ちでいられました。
―この4日間で最大の強みが発揮されたのは
絶対入れちゃいけないバンカーの場所がはっきりしていて、そこをクリアできた。ティーショットが持ち味なので、ドライバーショットでスコアを作っていきたいです。
―今シーズン残りと来シーズン、どういうプレーヤーになりたいですか
今シーズンは日本のメジャーもまだあるので一試合一試合集中して頑張りたい。来季はアメリカツアーで、飛距離は劣っているのでショットの精度でいいプレーをしたいです。
―最近の日本女子選手の強さの秘訣は
JLPGAツアーのセッティングのレベルが上がっていて、飛距離も長く、ピンポジションも厳しく、コースもグリーンも硬くて速い。メジャーでも通用する部分があって、JLPGAのレベルが高くなっているのが要因だと思います。
―日本の選手との横のつながりの強さは
グリーン脇で待ってくれてるのが見えて嬉しかったですし、アメリカに行ってもひとりじゃないんだと感じました。

―次世代の子どもたちへ
ゴルフを、楽しんでほしいなと思います。
―メンタルコントロール法は
昔はメンタルが弱くて緊張しやすかったんですけど、成績が自分の自信につながっていると思います。優勝できたのもそうですし、AIG女子オープンで自分が思っているより上で戦えたのが一番大きかったと思います。
―ご両親からはどんな言葉がありましたか
スピーチでしか喋ってなくて、会ったのがご飯の時だったので何も言われないかもしれない。「チャーハンちょうだい」って言いました(笑)。
―優勝についての直接の会話は
LINEでお父さんから「お疲れ様。忙しくなるかもしれないけど体に気をつけて」と言ってくれました。
―帰国後、家族でお祝いの予定は
ショッピングにみんなで行きたいって話してて、親に何か買ってあげたいと思います。
―昨シーズンを振り返ると
焦ってたと思いますが、岩本(砂織)コーチに出会えたことが良かったと思います。中学校のJGAの育成で出会って、コーチ契約はしてなくてたまに見てもらう感じでしたが、みてもらうようになりました。結果にこだわりすぎて内容に目を向けてなくて、悪い方にしか目が向いてなかった。自分の長所が分からなかったんですけど、コーチが褒めてくれて長所が分かったのが自信になったかもしれないです。
―褒められた長所とはどこですか
パターに不安がある時、ショートがなかったりした時に、自分では気づかなかったことを外から教えてくれたり、細かいことを褒めてくれました。
―世界ランキング16位、2年後の五輪への意気込みは
16位まで上がると思ってなくて、30位ぐらいかなと思ってたので予想外でした。オリンピックはアスリートが一番目指すところだと思うので、出場したい気持ちはあります。
―海外メジャーで勝てそうだという手応えはありましたか
全然なかったです。自信はそこそこあったんですけど、去年はいい位置からのスタートで予選落ちしてしまった。その恐怖があったんですけど、初日のスタートや2日目にいい感じで回れたので、自信を持てました。
―技術面で海外メジャーと戦える手応えは
全英は風が強いので、横風など各技術に対する打ち方が去年はバラバラでリズムが崩れてしまいました。今年は2日目から4日目まで風に対応できるショットを打って、リズムも同じように回れたのが良かったと思います。
―スイングで準備した大きなポイントは
ラインを出すショットが鍵になると思って、それをコーチと練習しました。
―トレーナーがついてから変わったことは
安定したスイングを生むためのトレーニングや体のコンディションを整えてくださって、急に変わることはなかったんですけど、地道なトレーニングを続けて年々コンディションが上がってきた実感があります。
―減量は話し合いながら決めましたか
減量は自分でやろうと決めました。ズボンのボタンが弾けて・・・(笑)。初めて「やばい」と思って痩せようと思いました。結果、キレも増しましたし、体が軽くなって良かったと思います。
―6月の宮里藍サントリーレディスで掴んだ切符の経験は今回に生きましたか
3日目終わって首位と3打差の2位だったので、3日目終わってから絶対勝ちたいと思って、サントリーで勝てた時のメンタルの持ち方を思い出しながらプレーしました。
―宮里藍さんからの「アメリカで戦えるよ」という言葉は自信になっていますか
なっています。大先輩でアメリカで頑張ってた方なので、そういった言葉をいただけるのは嬉しいです。
―過去はメンタルが弱くて泣いていたこともありましたが、今回楽しめた要因は
風に慣れてたというか、風も楽しめたからですかね。
―ショットの手応えが大きかったですか
ショットはずっと安定していて、そのショットの自信がパットにつながっていたので、それが楽しかったです。
―もう泣くことはないと思いますか
そんなことなくて、予選落ちとか惜敗したら今でも泣くと思います。
―海外メディアでファッションが注目されていますが、同伴の選手など周囲から何か言われましたか
英語ができないので同伴の選手とは喋っていないのですが、ギャラリーから「いいね!」とか言われます。ネイルもギャラリーさんや警備員の人から「いいネイルだね」とか。
―韓国メディアで「厳格なゴルフ場文化を打ち破ったファッション」と描かれていますが
褒められてるのかわからないですけど(笑)、インパクトがないよりあるのもいいと思うので嬉しいです。
―ファッションはゴルフにプラスになっていますか
アメリカツアーに行くなら、少しでも名前を覚えてもらいたいし目立ちたいので、衣装は自分に合っていると思います。
―前年の悔しい思いからの優勝、ベンジや負けず嫌いという思いは
性格的に負けず嫌いだと思います。悔しい大会だからこそというのはないですけど、悔しい経験をどう活かすかが大事だと思ってプレーしています。
―国内復帰戦は
8月13日開幕のNEC軽井沢から出場予定です。注目されていると思うので、重圧やプレッシャーはあるかもしれないですけど、見られている方が嬉しいので、たくさんの人に喜んでもらえるような、ワクワクさせられるようなことをしたいです。
―メルセデスランキング1位、年間女王への思いは
ツアーが始まる時は女王は目指してなくて程遠いと思ってたんですけど、この優勝は自信になりましたし、女王を取りに行きたいと思います。

―キャリアプランよりメジャーチャンピオンになったのは何年くらい早かったですか
計画立てるのが苦手で行き当たりばったりなので、夢が何年前に叶ったとかはないです
―ジュニアの子たちにゴルフを楽しむコツを
ギャラリーの声援が楽しかったですし、狙ったところに打てる喜び、ピンだけを狙うんじゃなくてピンより右に置いてそこからバーディを取れるマネジメントの楽しさ、技術面だけじゃなくいろいろ考えながらゴルフするのが楽しいと23歳になってから気づけました。みんなそれが分かったら楽しいと思います。
―憧れる選手、アスリートは
(渋野)日向子ちゃんが憧れの先輩で、アメリカに行くにしても、いろいろ教えてもらうこともあると思います。ずっと日向子ちゃんです。
―プレーオフ1ホール目の3打目のイメージは
48°で打ったんですけど、寄せるというか入れる気持ちで打ちました。
―ショートゲームはオフに強化しましたか
100ヤード以内はトラックマンを使って練習しています。
―今年のオフはコーチとどんな練習を
コーチがゲーム感覚で組んでくれて、それを楽しみながら練習してます。
―「終わったな」と思ってからサードショットまでにスイッチはありましたか
キャディさんが「ここで諦めたら終わりだよ」と言ってくれたので、そこで集中力が上がりました。歓声がすごかったので、気持ちいいと思いました。
―Xでジャスティン・ローズ選手が黄色いボールを発注したというポストに反応していましたが
最初一般人のツイートかなと思ったら、知り合いに「すごいことになってるよ」と言われて見て「ほんまや」と思って反応しました。
―ジャスティン・ローズの印象は
PGAツアーは格が違う、レベルが高いところで選手がいっぱいいる。そんな選手から見つけてもらえるのは光栄です。(合う機会があったら)名前だけでも覚えて帰ってもらいたいです。
―インスタグラムでゴルフに関して有用なことは
あんまりゴルフのことは見てないかもしれないです。発信については失言をしないように気をつけてますけど、思っていることはちゃんと書きたいタイプなので、気をつけながらも自分の思ったことを書くようにしています。
―来季、楽しみにしているメジャーは
メジャーに出られるのは幸せなので、どの大会も上位を目指したい。全米女子オープンでもトップの方で争えるようにゴルフがしたいです。
―来年に向けてやれているところと課題は
ショットの正確性は劣ってないという自信がついたので伸ばしていきたい。ショートゲームはいろんな芝に対応する力が必要で、簡単なところでもボギーが出る芝もあるので、経験を積んでいきたいです。
―今回の全英の芝は自分に合っていましたか
ラフが深いところまで行かなければ打てるところでしたし、グリーン周りもラフがいっぱい生えてるより刈り込まれてるところが多い印象で、ロブショットのテクニックがすごく必要なコースではなかったと思います。
―芝の対応は今後どう取り組みますか
練習はしてるんですけど、まだ経験が足りてないので、打ち方も教えてもらいながら、コースで成功を重ねることが大事だと思います。
―会見後にまずやりたいことは
LANAちゃんのライブに行くのが楽しみです。メンタルがいい時も悪い時も、ずっとそばにいてくれる曲があります。
―LANAさんの曲がプレーに影響を与える部分は
「直線」という曲に「批判の声は称賛への切符」というフレーズが刺さっていて。LANAちゃんもいろんなことを言われるけど、曲や実力で見返す部分が自分と重なっている。歌で元気や勇気をもらっています。
―今回、曲が頭に流れたシーンは
「直線」と「ストロンガー」という曲がプレー中も頭の中にずっとあります。「ストロンガー」の「変わりたいならやれ」というフレーズが好きです。
―アメリカに向けて英語は勉強していますか
英語はちょっとずつ勉強しているんですけど、急にはうまくならないので、コツコツ学んでいきたいと思っています。全米女子オープンくらいからYouTubeを繰り返しみています。
―アメリカに行くにあたって想定しているチーム編成は
コーチ、トレーナー、マネージャーかな。試合によって来れる試合と来れない試合があるので、いろいろ考えながら計画していこうと思います。
―ウェア契約は何年ぐらいですか
プロになってQT受かってからなので、4、5年目かなと思います。メーカーの方からオファーをいただきました。毎年新作が出て、いろんな種類があって着こなしができるところと、派手でゴルフ場でいろんな人に見つけてもらえるところです。
―空港でのお出迎えで帰ってきた実感はありましたか
ファンとスポンサーの方がいてくださって、ファンの方がタオルやグッズを掲げて「おめでとう」「おかえり」と言ってくれて、そこでホッとしました。
―帰国後に食べたいものは
焼肉が食べたいです。まだ食べてないです。
―五輪はどういう位置づけですか
手が届かないところと感じていて、出場できるとは思っていない大会でした。いろんな種目があって、何かやってたら見るようにしてます。これっていうスポーツはないんですけど、戦ってる姿を見ると勇気がもらえるので、オリンピックを見るのは好きです。
―4日間通して一番印象に残っているショットと場面は
プレーオフ4ホール目のサードショットは手応えが良かったです。正規の18番ホールでグリーンに向かって歩くときの大歓声で包まれている感じが忘れられないです。
―今の心境は
今はちょっとずつ実感が湧いてきた感じです。いろんな方から祝福のメッセージをもらえたので、すごいなと思いました。
―メッセージは何件ぐらい来ましたか
何件か詳しくは覚えてないんですけど、インスタのフォロワーが1万1千人ぐらい増えたので、びっくりしました。
―優勝につながった一番の要因は
初日、2日目は長いパットが入ってくれてスコアを作れましたし、一番大きかったのはドライバーショットで、バンカーがいっぱいある中で4日間で2回しか入れていないので、そこが一番大きかったと思います。
―ショットの正確性の要因は
風が強い中で姿勢が変わってしまったりというのはあると思ってたんですけど、練習で軸がぶれない練習や風に対する練習をしてきたのが良かったと思います。
―プレーオフに入る直前、相手がロングパットを入れて並んだ時の心境は
びっくりしました。18番ホールで取った瞬間からプレーオフになると思ってたので、びっくりはしてたんですけど、集中力を切らさずに待機してました。割と自信はあったので、最後まで諦めずにやればいい結果が出てくると思ってやってました。
―同郷の渋野日向子選手もAIG女子オープン優勝を達成していますが
日向子ちゃんが優勝した時はテレビで見てて、すごいなって思いましたし、刺激ももらえたので、同じ舞台で勝てたことは光栄に思えます。私の姿を見て頑張りたいと思ってくれるジュニアの子たちが増えると嬉しいです。
―優勝後、渋野選手とのやり取りは
メッセージをくれて、すごいねって言ってくれましたし、またご飯行こうって言ってくれました。
―渋野選手の存在とは
昔からお姉ちゃんみたいな存在で、日本でもアメリカでも会ってもいつも優しくしてくれる先輩です。日向子ちゃんの背中を見て育ってきて、いつも気にかけてくれて嬉しいしありがたい存在です。
―今後に向けての目標
今年は日本でプレーするので、残りの試合も一試合一試合気を引き締めて頑張りたいです。(米LPGAの)Qシリーズを受けなくてよくなったので、今はホッとしています。日本ツアーで最後まで一生懸命戦いたいと思います。
―今後どういうプロゴルファーとして活動していきたいですか
良くも悪くも注目される立場になったので、ジュニアゴルファーの子たちから憧れられるような存在になりたいです。これからもキラキラできるように頑張りたいです。

―優勝後の夜はどう過ごしましたか
ホテルに着いたのは遅くて、ビールを2本飲みました。クラブハウスというかテントの中でビールとハイボールを飲みました。始めはビールを飲んだんですけど、ちょっとぬるかったのが残念でした(笑)。でも美味しかったです。その後は朝3時に出発だったので、寝ずにシャワーを浴びたりパッキングしたりして過ごしてました。
―来年からアメリカで戦う具体的な目標は
ルーキーイヤーなので、分からないことだらけで不安もありますし、100%のパフォーマンスができるかも分からないんですけど、行くからには一生懸命頑張って、少しでもいい結果を残せたらいいなと思います。優勝を重ねることが大事だと思うので、どの試合でも優勝をして頑張りたいです。
―優勝を決めた時のボールはどうしましたか
向こうのジュニアの子が欲しいと言っていたので投げました。グローブも投げました。選手のバッジは大切にしまっておこうと思いました。
―4日間、苦しいシーンもあったと思いますが、どう気持ちを保ちましたか
初日にいいスタートを切れて、2日目もいい位置で終われて、4日間とも楽しめてラウンドできていたので、緊張というより最後まで楽しんでやろうというのを貫き通せました。
―去年の海外メジャーと今年を比べて、成長を感じる点は
去年は全く歯が立たなくて悔しい思いをしました。今年は技術面でもメンタル面でも成長を感じました。去年は強い風の中でやられてしまったので、その対策をいろいろやってきたので不安なく入りました。
―岡山の地元ファンへ一言
号外が配られたと聞いてびっくりしたんですけど、地元が盛り上がってくれたのは嬉しいです。自分が人に与える勇気がこんなにもあるんだと思ったので、これからも頑張っていきたいと思いました。
―ジュニア時代の原点になった大会は
毎年岡山県ジュニアがあって、優勝者はステップアップツアーの試合に出られるので、その試合は覚悟を決めて出ていた試合でした。(初出場したステップアップツアーは)緊張してて細かくは覚えてないんですけど、プロの大会で戦うのって楽しいことなんだなというのは覚えてます。
―自分へのご褒美は
お酒をいっぱい飲むことです(笑)。
―プレーオフ1ホール目、ブッシュからのセカンドショット直前の心境は
打った瞬間どこに行ったか見えなくてバンカーかなと思って行ったらブッシュの中で「終わったな」と思いました(笑)。でもキャディさん(小田亨さん)が「3打目で寄せたら相手にプレッシャーをかけられるから、諦めたら終わりだよ」と言ってくれて我に返れました。セカンドも打ち急ぐことなくいつもと同じテンポでいいところに出せて、サードも自信を持って打てて、この結果につながったので諦めなくてよかったと思いました。
―プレーオフで優勝を確信した瞬間は
確信はしてなかったんですけど、いつも通り打てれば絶対入る距離だという自信がありました。
―プレー中のスマイルが印象的でしたが、信条は
日本ツアーでは毎回スマイルってことはないんですけど、全英は雰囲気が良くて、苦しい展開も楽しくて、4日間楽しい気持ちでいられました。
―この4日間で最大の強みが発揮されたのは
絶対入れちゃいけないバンカーの場所がはっきりしていて、そこをクリアできた。ティーショットが持ち味なので、ドライバーショットでスコアを作っていきたいです。
―今シーズン残りと来シーズン、どういうプレーヤーになりたいですか
今シーズンは日本のメジャーもまだあるので一試合一試合集中して頑張りたい。来季はアメリカツアーで、飛距離は劣っているのでショットの精度でいいプレーをしたいです。
―最近の日本女子選手の強さの秘訣は
JLPGAツアーのセッティングのレベルが上がっていて、飛距離も長く、ピンポジションも厳しく、コースもグリーンも硬くて速い。メジャーでも通用する部分があって、JLPGAのレベルが高くなっているのが要因だと思います。
―日本の選手との横のつながりの強さは
グリーン脇で待ってくれてるのが見えて嬉しかったですし、アメリカに行ってもひとりじゃないんだと感じました。

―次世代の子どもたちへ
ゴルフを、楽しんでほしいなと思います。
―メンタルコントロール法は
昔はメンタルが弱くて緊張しやすかったんですけど、成績が自分の自信につながっていると思います。優勝できたのもそうですし、AIG女子オープンで自分が思っているより上で戦えたのが一番大きかったと思います。
―ご両親からはどんな言葉がありましたか
スピーチでしか喋ってなくて、会ったのがご飯の時だったので何も言われないかもしれない。「チャーハンちょうだい」って言いました(笑)。
―優勝についての直接の会話は
LINEでお父さんから「お疲れ様。忙しくなるかもしれないけど体に気をつけて」と言ってくれました。
―帰国後、家族でお祝いの予定は
ショッピングにみんなで行きたいって話してて、親に何か買ってあげたいと思います。
―昨シーズンを振り返ると
焦ってたと思いますが、岩本(砂織)コーチに出会えたことが良かったと思います。中学校のJGAの育成で出会って、コーチ契約はしてなくてたまに見てもらう感じでしたが、みてもらうようになりました。結果にこだわりすぎて内容に目を向けてなくて、悪い方にしか目が向いてなかった。自分の長所が分からなかったんですけど、コーチが褒めてくれて長所が分かったのが自信になったかもしれないです。
―褒められた長所とはどこですか
パターに不安がある時、ショートがなかったりした時に、自分では気づかなかったことを外から教えてくれたり、細かいことを褒めてくれました。
―世界ランキング16位、2年後の五輪への意気込みは
16位まで上がると思ってなくて、30位ぐらいかなと思ってたので予想外でした。オリンピックはアスリートが一番目指すところだと思うので、出場したい気持ちはあります。
―海外メジャーで勝てそうだという手応えはありましたか
全然なかったです。自信はそこそこあったんですけど、去年はいい位置からのスタートで予選落ちしてしまった。その恐怖があったんですけど、初日のスタートや2日目にいい感じで回れたので、自信を持てました。
―技術面で海外メジャーと戦える手応えは
全英は風が強いので、横風など各技術に対する打ち方が去年はバラバラでリズムが崩れてしまいました。今年は2日目から4日目まで風に対応できるショットを打って、リズムも同じように回れたのが良かったと思います。
―スイングで準備した大きなポイントは
ラインを出すショットが鍵になると思って、それをコーチと練習しました。
―トレーナーがついてから変わったことは
安定したスイングを生むためのトレーニングや体のコンディションを整えてくださって、急に変わることはなかったんですけど、地道なトレーニングを続けて年々コンディションが上がってきた実感があります。
―減量は話し合いながら決めましたか
減量は自分でやろうと決めました。ズボンのボタンが弾けて・・・(笑)。初めて「やばい」と思って痩せようと思いました。結果、キレも増しましたし、体が軽くなって良かったと思います。
―6月の宮里藍サントリーレディスで掴んだ切符の経験は今回に生きましたか
3日目終わって首位と3打差の2位だったので、3日目終わってから絶対勝ちたいと思って、サントリーで勝てた時のメンタルの持ち方を思い出しながらプレーしました。
―宮里藍さんからの「アメリカで戦えるよ」という言葉は自信になっていますか
なっています。大先輩でアメリカで頑張ってた方なので、そういった言葉をいただけるのは嬉しいです。
―過去はメンタルが弱くて泣いていたこともありましたが、今回楽しめた要因は
風に慣れてたというか、風も楽しめたからですかね。
―ショットの手応えが大きかったですか
ショットはずっと安定していて、そのショットの自信がパットにつながっていたので、それが楽しかったです。
―もう泣くことはないと思いますか
そんなことなくて、予選落ちとか惜敗したら今でも泣くと思います。
―海外メディアでファッションが注目されていますが、同伴の選手など周囲から何か言われましたか
英語ができないので同伴の選手とは喋っていないのですが、ギャラリーから「いいね!」とか言われます。ネイルもギャラリーさんや警備員の人から「いいネイルだね」とか。
―韓国メディアで「厳格なゴルフ場文化を打ち破ったファッション」と描かれていますが
褒められてるのかわからないですけど(笑)、インパクトがないよりあるのもいいと思うので嬉しいです。
―ファッションはゴルフにプラスになっていますか
アメリカツアーに行くなら、少しでも名前を覚えてもらいたいし目立ちたいので、衣装は自分に合っていると思います。
―前年の悔しい思いからの優勝、ベンジや負けず嫌いという思いは
性格的に負けず嫌いだと思います。悔しい大会だからこそというのはないですけど、悔しい経験をどう活かすかが大事だと思ってプレーしています。
―国内復帰戦は
8月13日開幕のNEC軽井沢から出場予定です。注目されていると思うので、重圧やプレッシャーはあるかもしれないですけど、見られている方が嬉しいので、たくさんの人に喜んでもらえるような、ワクワクさせられるようなことをしたいです。
―メルセデスランキング1位、年間女王への思いは
ツアーが始まる時は女王は目指してなくて程遠いと思ってたんですけど、この優勝は自信になりましたし、女王を取りに行きたいと思います。

―キャリアプランよりメジャーチャンピオンになったのは何年くらい早かったですか
計画立てるのが苦手で行き当たりばったりなので、夢が何年前に叶ったとかはないです
―ジュニアの子たちにゴルフを楽しむコツを
ギャラリーの声援が楽しかったですし、狙ったところに打てる喜び、ピンだけを狙うんじゃなくてピンより右に置いてそこからバーディを取れるマネジメントの楽しさ、技術面だけじゃなくいろいろ考えながらゴルフするのが楽しいと23歳になってから気づけました。みんなそれが分かったら楽しいと思います。
―憧れる選手、アスリートは
(渋野)日向子ちゃんが憧れの先輩で、アメリカに行くにしても、いろいろ教えてもらうこともあると思います。ずっと日向子ちゃんです。
―プレーオフ1ホール目の3打目のイメージは
48°で打ったんですけど、寄せるというか入れる気持ちで打ちました。
―ショートゲームはオフに強化しましたか
100ヤード以内はトラックマンを使って練習しています。
―今年のオフはコーチとどんな練習を
コーチがゲーム感覚で組んでくれて、それを楽しみながら練習してます。
―「終わったな」と思ってからサードショットまでにスイッチはありましたか
キャディさんが「ここで諦めたら終わりだよ」と言ってくれたので、そこで集中力が上がりました。歓声がすごかったので、気持ちいいと思いました。
―Xでジャスティン・ローズ選手が黄色いボールを発注したというポストに反応していましたが
最初一般人のツイートかなと思ったら、知り合いに「すごいことになってるよ」と言われて見て「ほんまや」と思って反応しました。
―ジャスティン・ローズの印象は
PGAツアーは格が違う、レベルが高いところで選手がいっぱいいる。そんな選手から見つけてもらえるのは光栄です。(合う機会があったら)名前だけでも覚えて帰ってもらいたいです。
―インスタグラムでゴルフに関して有用なことは
あんまりゴルフのことは見てないかもしれないです。発信については失言をしないように気をつけてますけど、思っていることはちゃんと書きたいタイプなので、気をつけながらも自分の思ったことを書くようにしています。
―来季、楽しみにしているメジャーは
メジャーに出られるのは幸せなので、どの大会も上位を目指したい。全米女子オープンでもトップの方で争えるようにゴルフがしたいです。
―来年に向けてやれているところと課題は
ショットの正確性は劣ってないという自信がついたので伸ばしていきたい。ショートゲームはいろんな芝に対応する力が必要で、簡単なところでもボギーが出る芝もあるので、経験を積んでいきたいです。
―今回の全英の芝は自分に合っていましたか
ラフが深いところまで行かなければ打てるところでしたし、グリーン周りもラフがいっぱい生えてるより刈り込まれてるところが多い印象で、ロブショットのテクニックがすごく必要なコースではなかったと思います。
―芝の対応は今後どう取り組みますか
練習はしてるんですけど、まだ経験が足りてないので、打ち方も教えてもらいながら、コースで成功を重ねることが大事だと思います。
―会見後にまずやりたいことは
LANAちゃんのライブに行くのが楽しみです。メンタルがいい時も悪い時も、ずっとそばにいてくれる曲があります。
―LANAさんの曲がプレーに影響を与える部分は
「直線」という曲に「批判の声は称賛への切符」というフレーズが刺さっていて。LANAちゃんもいろんなことを言われるけど、曲や実力で見返す部分が自分と重なっている。歌で元気や勇気をもらっています。
―今回、曲が頭に流れたシーンは
「直線」と「ストロンガー」という曲がプレー中も頭の中にずっとあります。「ストロンガー」の「変わりたいならやれ」というフレーズが好きです。
―アメリカに向けて英語は勉強していますか
英語はちょっとずつ勉強しているんですけど、急にはうまくならないので、コツコツ学んでいきたいと思っています。全米女子オープンくらいからYouTubeを繰り返しみています。
―アメリカに行くにあたって想定しているチーム編成は
コーチ、トレーナー、マネージャーかな。試合によって来れる試合と来れない試合があるので、いろいろ考えながら計画していこうと思います。
―ウェア契約は何年ぐらいですか
プロになってQT受かってからなので、4、5年目かなと思います。メーカーの方からオファーをいただきました。毎年新作が出て、いろんな種類があって着こなしができるところと、派手でゴルフ場でいろんな人に見つけてもらえるところです。
―空港でのお出迎えで帰ってきた実感はありましたか
ファンとスポンサーの方がいてくださって、ファンの方がタオルやグッズを掲げて「おめでとう」「おかえり」と言ってくれて、そこでホッとしました。
―帰国後に食べたいものは
焼肉が食べたいです。まだ食べてないです。
―五輪はどういう位置づけですか
手が届かないところと感じていて、出場できるとは思っていない大会でした。いろんな種目があって、何かやってたら見るようにしてます。これっていうスポーツはないんですけど、戦ってる姿を見ると勇気がもらえるので、オリンピックを見るのは好きです。
―4日間通して一番印象に残っているショットと場面は
プレーオフ4ホール目のサードショットは手応えが良かったです。正規の18番ホールでグリーンに向かって歩くときの大歓声で包まれている感じが忘れられないです。
関連番組

2026 AIG女子オープン(全英女子)
7月30日(木)~8月2日(日)
















