ゴルフの聖地、スコットランドのセントアンドリュースオールドコース（＝SA）、カーヌスティ（＝C）、キングスバーンズ（＝KB）の3コースを舞台にプロアマ形式で行われる欧州ツアー、アルフレッドダンヒルリンクスチャンピオンシップは現地時間2日に第2ラウンドの競技を終了。ジミー・マレン（英／SA）とアンソニー・ウォール（英／SA）が通算11アンダーでトップタイに立った。

　初日にキングスバーンズで「64」をマークしたマレンは、4番でボギーが先行したものの、直後の5番ですぐさま取り返し、さらに7番、9番もバーディとして前半を2アンダーで折り返す。先月のウォーカーカップで史上4人目の4戦全勝を成し遂げた21歳は、バックナインでも12番からバーディ、ボギー、バーディと並べてスコアを伸ばし、5バーディ、2ボギーの3アンダー69でホールアウト。プロとしての第一歩を今大会で踏み出すこととなったが、最初の2日間を最高の形で終えた。

「楽しみながらプレーして、学ぶことだけを考えていた」とプレーを振り返ったマレン。現在の順位については「言葉に言い表せない気持ち」と喜びを表した。今大会には多くのトッププレーヤーが参加しているが「ジュニアの頃から見てきた選手たちと対戦するなかで『あそこにカイマーがいる』となってしまうことが一番難しい。自分がするべきことに集中しようとしているが、この2日間は上手くそれができている」と話した。

　3日目は今回使用される3つのコースの中で最も難易度が高いとされるカーヌスティだが「明日に向けてプレッシャーをなくすためにも、この2日間が重要だった。今年はカーヌスティで良いプレーが出来ているから、コーチとキャディと話し合って決めたプラン通りプレーするだけ」と恐れる気配はなさそうだ。

　初日首位タイのポール・ダン（アイルランド／SA）は2アンダー70で、トービヨン・オルセン（デンマーク／KB）、ジェイミー・ドナルドソン（北アイルランド／KB）らと並び3位タイに後退。通算8アンダー8位タイにはマーティン・カイマー（独／KB）、9アンダー「63」をマークしたブラッドリー・ドレッジ（ウェールズ／KB）らがつけている。

　2010年全米オープン覇者のグラエム・マクドウェル（北アイルランド／KB）は、ノーボギーの3アンダー「69」で、ブランデン・グレイス（南ア／KB）、マーク・ウォーレン（スコットランド／KB）らと並び通算7アンダー13位タイに浮上。初日90位タイと出遅れていたブルックス・ケプカ（米／KB）は3アンダー69で回り、通算3アンダー52位タイに順位を上げている。

「アルフレッドダンヒルリンクスチャンピオンシップ」全ラウンド生中継！3日目の模様は10月3日（土）午後9時?お届け！スマホ・PC・タブレットでも視聴可能！

今年全英オープンが開催されたゴルフの聖地、セントアンドリュースGLを含むスコットランド屈指の３リンクスで行われる大会。予選ラウンドを初日から３日目までそれぞれのコースで行い、最終日はメイン会場となるセントアンドリュースGLで行なう。昨年大会は、ローリー・マキロイやルイ・ウーストヘイゼン等のメジャーチャンプを振り切り、イングランドのオリバー・ウィルソンがツアー初優勝、タイトル防衛に挑む。全英オープンの熱戦の余韻残るセントアンドリュースで、欧州ツアーの精鋭たちがしのぎを削る！

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