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厳しくも冷静な自己評価・松山英樹が2016-17シーズンを振り返る

2017年11月9日(木)午後4:42

松山英樹を見た証言~2016-17プレーオフ編~
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松山英樹
松山英樹を見た証言
 松山英樹の2016-17シーズンは、WGC-HSBCチャンピオンズ、ウェイストマネジメントフェニックスオープン、WGC-ブリヂストン・インビテーショナルの3試合で優勝、メジャー4大会全てで優勝争いに絡み、全米オープン直後には世界ランキング2位にまで上り詰め、FedExCupポイントレースでもレギュラーシーズン終了時点では1位と、誰もが賞賛する大躍進の1年となった。しかし、松山本人はこの成績をどう評価しているのか。番組「松山英樹を見た証言〜2016-17プレーオフシリーズ編〜」のなかで初公開された独占インタビューの中で話を聞いた。そこでは、厳しくも冷静な、松山らしい自己評価と来季への展望を語ってくれた。
 
世界2位の快挙も「違和感しか無かった」


  去年のマレーシア(CIMBクラシック)で世界ランキングトップ10に入りましたが、次の上海(WGC-HSBCチャンピオンズ)は、怪我ばかりして相性がよくなかったので。しかし気持ちを変えて、「WGC-HSBCチャンピオンズに優勝したら6位になる」と考えていたら、本当に勝って6位になった。そこからは、勝たなくても上がっていったので、なにか違和感しか無かったですね。10位以内も5回しかなかったですし。

 予選落ちは2回で済みましたね(前シーズンは5回)。本当はゼロにしたいですけど。予選落ちが減ったのは何でしょうね。なんとなく通っている感じ。ただ、予選は通らないと上には行けないので、ひとつの大事なポイントだとは思っています。

 
ショットの波が大きかった「なんで良くならないんだろうな」


 去年の年末は、良いパットが入っていたので勝ったようなもので、ショットも特段絶好調というわけでもなく、普通ぐらいの感じでした。それが、パットが悪くになるにつれて上位にいけなくなり、つられてショットも悪くなってきた。

 ショットについては、今までも悩んでないわけではないですし去年の5〜6月も悩んでいましたが、今年ほどは悩んだことは無かったです。「なんで良くならないんだろうな」と。良くなったり悪くなったり、1日良くても次の日ダメとかの繰り返しで、未だにわからないです。やはり、今年はショットに対する波が大きかったなと。

 パットは、去年とあまり変わらないですね。入らないものは入らないですし(笑)

 
自分に厳しい松山が高評価・WGC-ブリヂストン招待最終日の「61」


 (2016-17シーズンの自己採点を求められ)うーん、振り幅が大きすぎてなんともいえないですね。でも、ファイアストーン(WGC-ブリヂストンインビテーショナル)はよかったですね。最終日だけですけど(笑)。あれがなんで続かないんだろうなといつも思うんですけどね。

 スタート前は調子が上がらず、最悪でした。焦ってましたもん。でも、(2番で)ティーショットとセカンドショットがポンポンといい球がいったので、ほっとして、アプローチが入っちゃったという感じ(チップインイーグル)。不安がひとつふたつ消えていってくれるとリズムよくプレー出来るので、そうした不安を試合で取り除いていけるかが大事だと思います。
 
さらなる飛躍のために「順位の最低ラインをあげること」


 ワールドランキングは下げたくないですし、目標をどんどん上げていかないといけないと思うんですけど、やはり最低ラインを上げれるといいですね。DJ(ダスティン・ジョンソン)がずっと1位にいますけど、怪我の影響とか予選落ちもありましたけど、20位以下とか、あまり下位がないですよね。それぐらいのプレーをしないといけないというのはありますね。優勝というよりは、「トップ10を何回」とかを目標した方が、結果的に優勝も見えてくるので、僕にはあっているのかもしれないですね。

 (メジャーにピークを持っていった印象があったが)そう言われてみれば、そうですね。全米オープン前のメモリアルトーナメント(結果は45位)は、そこでスイングを変えたので。全米オープンは、なんとなくうまくいったなという感じですね。メジャーの3週間くらい前に調子が悪いといいですね。意図的に落として意図的に上げれたら。絶対ムリですけど(笑)。

 それか、ずっと強かったらいいんですよ。


(「松山英樹を見た証言~2016-17プレーオフ編~」より)

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