欧州ツアーの今季最終戦 DPワールド・ツアー選手権ドバイが現地時間16日、UAEのジュメイラ・ゴルフ・エステーツを舞台に開幕。レース・トゥ・ドバイ上位60選手がエントリーする大会に日本から谷原秀人が挑む。

　ポイントランキング25位で最終戦出場を果たした谷原。今季はこれまで15戦に出場し、そのうちWGC-デル・マッチプレーではベスト4、BMW PGA選手権で3位タイと2度のトップ5入りを果たした。中国、トルコ、南アフリカと続いた海外転戦もこれが最後。体力的にも相当に厳しいものはあるだろうが、躍進を遂げたシーズンを良い形で締めくくるためにも上位フィニッシュを狙いたいところ。

　一方で今年の年間王者争いは、現在1位のトミー・フリートウッド（英）、それを256,737ポイント差で追う2位のジャスティン・ローズ（英）、そして3位のセルヒオ・ガルシア（スペイン）という3選手に絞られた。

　トップのフリートウッドはローズと同位かそれを上回る位置でフィニッシュすればその瞬間に年間王者のタイトルが決まる。またローズがトップ5を逃し、ガルシアが優勝を手にできなかった場合も同様だ。3位のガルシアがツアーNo.1プレーヤーの称号をつかみ取るためには勝利が必須条件となる。

　ツアーが各選手の調子や大会の歴史など過去のデータから算出した情報では、フリートウッドの年間王者の可能性は73パーセント、ローズのそれは24パーセントで、ガルシアはわずかに3パーセントとなっている。