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シード獲得の来シーズンは「1勝」そしていつか世界へ─ 大槻智春と中里光之介のラウンジトーク

2017年12月20日(水)午後2:16

ゴルフ真剣勝負 the MATCH ~大槻智春vs中里光之介~
 ゴルフネットワークで12月放送中の「ドゴルフ真剣勝負 the MATCH」でマッチプレー対戦をした大槻智春と中里光之介。チャレンジツアーで結果を出した若手が、ゴルフとの出会いや来季への思いをラウンジで語りあってくれました。
 
ゴルフだけじゃない・スポーツ万能だったジュニア時代
中里 大槻さんとは長いつきあいですよね。中学生のときに一緒に回った覚えがありますよ。そのときから、「すごい上手い人だな。この人、絶対にプロになるな」と思っていました。

大槻 覚えていてくれて嬉しいよ。オレが初めて光之介に会ったときの印象は、すごく小さくて細いという感じだったんだけど。身長は伸びたし、すごくいい体になったよね。ゴルフも凄く上手くなった。プロになっていいゴルフしているなって。

中里 それはそうと、今年、チャレンジでの賞金王、おめでとうございます。意識していたんですか?

大槻 自分の中で特に意識はしていなかった。いつも通りのゴルフをして、最終的に取れたらいいなあと思ってやっていたから。

中里 そういえば、最終戦でも余裕の顔でしたもんね(笑)。

大槻 いやいや・・・。でも、オレの中では光之介は怖い存在だったんだよ。「石川遼everyone PROJECT Challenge Golf Tournament」で勝って、「太平洋クラブチャレンジトーナメント」でも単独2位と、あの時、一番勢いのあるのは光之介だったからね。まあ、最終戦は2人ともダメだったけど(笑)。

中里 まあ、とりあえず良かったんじゃないですか(笑)。

中里 ところで、ゴルフはどういうきっかけで始めたんですか?

大槻 オヤジがやっていて、練習場に連れて行ってもらったのがきっかけかな。初めは全然楽しさがわからなかったんだけどね。なかなか球に当たらないし、イメージ的にオジサンがやるスポーツというのもあったし。

中里 僕も大槻さんと一緒です。親に練習に連れて行ってもらって。ただ、僕の場合は初めて打ったときに50ヤードぐらい飛んだんですよ。そのときから、「これはおもしろい」と思って。

大槻 初めから当たったんだ。

中里 たまたまだと思いますけど。あのとき当たっていなかったら、ゴルフをやっていなかったかもしれない(笑)。

大槻 オレなんか全然当たらなくてさ、途中で飽きちゃったもんね。だから、良く続いているなって思うよ(笑)。

中里 他のスポーツは?

大槻 ゴルフを始めたときに、サッカーもやってた。

中里 ガチなやつですか?

大槻 そう。中学に上がるときに、ゴルフをやるか、サッカーをやるかということになって。周りの人に、「ゴルフのほうが飯食っていけるよ」っていわれて、じゃあゴルフ一本にしようってなったんだよね(笑)。光之介は? ゴルフ一筋?

中里 僕もサッカーをやっていました。あと水泳、陸上をやっていて、水泳はけっこう得意だったんですよ。今でも得意で、そこらへんの人には負けないぞって思っているんですけど。もちろん最近はやってないですけどね。
 
中里「プロゴルファーでなかったら水泳選手に」大槻「辛いじゃん、ずっと泳いでて(笑)」

中里 ところで、プロにはいつ頃なろうと思ったんですか?

大槻 小学生のころから試合に出ていたんだけど、試合で悔しい思いをいっぱいしたし、練習もそれなりにしたし、ここまでやったんだからプロになろうと思って。そのころはゴルフも好きになっていたしね。光之介は?

中里 プロになろうと思ったのは中学生のときですね。中1で70前半が出たんです。そのときに、「いけるかな!?」って思って。

大槻 中1で70台? 早いね。それは凄いわ。

中里 プロになっていなかったらって考えたことあります?

大槻 あんまり考えたことないよね。

中里 プロゴルファーってみんなそうですよね。

大槻 みんなプロゴルファーなろうと思って高校や大学に行っているしね。なってなかったらどうしてたんだろう。普通に会社員やっているのかな。

中里 僕は水泳選手になっていたと思います。というぐらい、水泳にのめり込んでいたんで。最初は習い事のひとつとして始めたんですけど、ハマってしまって。ゴルフ始めたときも水泳のほうがレベルが高かったんで、自分では水泳選手になろうと思っていた時期がありました。

大槻 オレなんか、水泳の面白さってのがわからないけどな(笑)。つらいじゃん、ずっと泳いでいて。

中里 確かにそうですけど(笑)。多分、人と競うことやタイムを争うのが好きなんでしょうね。水の中にいることも好きだったし。ところで影響を受けたゴルファーっています?

大槻 好きなのは、大学(日本大学)の先輩でもある丸山茂樹さん。丸山さんが海外に行って成績を残したじゃない。それをみて、オレもあんな風になりたいなって思ったからね。実際、直接話したことはないけどね。光之介は、やっぱり(石川)遼?

中里 そうですね。一番近い存在ですし、学校(杉並学院)の先輩なんで。あの人のおかげというわけじゃないですけど、あの人がいたからプロゴルファーになろうという気持ちがさらに強くなったというのもありますしね。大槻さんもそうだと思うんですけど、僕らの世代には、遼先輩が15歳でポーンと勝って、あれを見て、「オレもいけるかも」みたいな気持ちになった人が多いじゃないですか。僕もその一人でした。

大槻 同期には誰がいるの?

中里 今平周吾とか、堀川未来夢。ツアーで活躍しているやつが多いので、僕もそれに続かないと、というのはありますね。大槻さんの同じ年というと誰になります?

大槻 小平智、小鯛竜也、藤本佳則、薗田峻輔…。

中里 そうそうたるメンバーですね。

大槻 そう。みんな優勝しているからね。だからオレもようやくここまできたって感じ。
シードを獲ったからこそ大事なオフ

中里 今シーズンを振り返ってみてどうでした?

大槻 ひと言で言うと、凄く運のいい年だったな。最終戦は台風の影響で1日競技になったりするなど、下が追いつきたくても追いつけない状況になったからね(笑)。

中里 でも、その前にいい成績を収めていたじゃないですか。

大槻 「ザ・ロイヤル ゴルフクラブチャレンジトーナメント」の優勝は大きかった。3日間の試合だったからね。

中里 確かに。僕も昨シーズン、3日間の試合に勝ったんですけど、3日間を勝つと気持ちが楽ですよね。

大槻 3日間ひとつ勝てば、チャレンジシードは確定だし、裏シードだって取れるしね。ただ、問題はこれから。チャレンジといえども「賞金王取ったのに何やってんだ」という話になっちゃうからね。それだけに大事なオフになると思っている。光之介はどんな1年だった?

中里 僕は苦しい年でした。昨シーズン、チャレンジで賞金ランキング3位に入って、今シーズンは前半戦からツアー出ましたけど、まったく成績が残せなくて。原因はわかっていたんですけど、それが試合になると修正できなくて。そういうのがずっと続いていたんでQTも覚悟していました。申し込みもしていましたしね。と思っていたら、ポロッと勝っちゃって、あれっ?って感じです。昨シーズン2勝していたんで、勝ち方を知らないわけじゃなかったんですけど、何か「勝っちゃった」みたいなところがあって。「太平洋クラブチャレンジ」の2位も棚からぼた餅的な感じだったんですよ。

大槻 実を言うと、あの太平洋、オレは正直ヒヤヒヤしていたんだよね。プレーオフになったときに、もし光之介が勝ったら、賞金ランキングで並ばれるんじゃないかって。だから、どう応援したらいいかわからなかった(笑)。光之介が勝つのは嬉しいんだけど、賞金ランキング的にはまずいぞって(笑)。

中里 あの試合に関しては、単独2位で終われたというのが嬉しかったですね。もちろん優勝できたら最高だったんですけど、賞金ランキングのことを考えると単独とタイとでは大きく違うじゃないですか。だから、プレーオフが決まった時点で、ホッとしていたんですよ。それにしてもあの2試合で来年の前半戦が決まったようなもんだったので、なんか不思議な気持ちです。でも、大変でした。その大変を、来年は味わうことがないように頑張らないといけないと思っています。

大槻 スイング改造とかもしたんでしょう?

中里 しました。スイング改造というよりは、直すべき点は直したって感じです。その結果良くはなったんですけど、それを試合で発揮できないという一年でした。

大槻 確かに、今年、「HEIWA・PGM Challenge II ~ Road to CHAMPIONSHIP」で一緒に回ったけど、あの時ひどかったもんね。オレもひどかったけどさ(笑)。

中里 あんな感じが続いていたんですよ、前半戦は。そういえば、シーズン中に小平プロから良い言葉をかけてもらったそうですね。

大槻 そう。小平が優勝(トップ杯東海クラシック)したときに、「おめでとう」ってメールしたら、小平からも、「賞金王とっとけよ」って言われてね。その言葉が自分の中で励みになったというか、やらなきゃなって。賞金王取って同じ舞台に立たなきゃなっていう思いにさせてくれた一言だった。

中里 いい話ですね。

大槻 遼からもそういう励ましとかあるでしょう?

中里 ありますね。すごく気を遣ってくれていて、優勝争いしているときは、メールをくれたりしてくれます。とても心強いです。

大槻 良い先輩だね。

中里 良い先輩です。とても優しいです。
 
中里の姉はモデル兼ドラコン選手
大槻 そういえば、お姉ちゃんがいるよね? 中里 います。2つ年上の姉が。

大槻 ジュニアの試合とか出ていたよね。今は何をしているの?

中里 今は、地味に活動しています。ゴルフダイジェストの「ゴルル」の雑誌モデル的なことをやったり、ドラコンの選手としても頑張っています。

大槻 えっ? 細い感じだったよね。

中里 今でも細いです。細いんですけど、飛距離は公式で259ヤードって記録があるのかな。

大槻 プロになろうとは思わなかったの?

中里 最初からプロゴルファーにはなりたくないと思っていたみたいで。あのキツい世界に私はいたくないって言っていましたから。

大槻 ドラコンのほうがキツそうだけどね。

中里 そのほかにもいろんなことをやっていますね。メンタルトレーナーなどいろいろな資格を持っていますしね。僕にも、「試合のときはこういう風にしろ」とか、「毎日、日記を書け」といったようなアドバイスをくれたりします。また、フィジカルトレーナーの資格も持っていて、たまにマッサージとかもしてもらっているんですよ。

大槻 良いお姉ちゃんじゃない。

中里 姉がいつも言うのは、「私は光之介のために生まれてきた」って。

大槻 それじゃあ、お姉ちゃんの分も活躍しないと。

中里 ですよね。僕にとっては本当に大きな存在です。

大槻 休みの日とかは、一緒に出かけたりすることもあるの?

中里 ありますよ。買い物行ったり、映画見たり。うちは家族みんな仲が良いので、一緒に出かけたり、みんなでゴルフをしたりしています。

 
来シーズンの目標は「1勝」そしていずれは世界へ
中里 来シーズンの目標とかは立てていますか?

大槻 来シーズンは、とにかく1勝したいな。1勝して、それでシードを取れれば…。最初からシード権を取りに行こうと思うとけっこうカツカツになると思うんだよね。だから、でっかく1勝を目指そうと。言うのはタダだからね(笑)。

中里 1勝でいいですか?

大槻 とりあえず、1勝(笑)。光之介は?

中里 僕は、目標というよりは、今年やってしまったミスを来季は絶対にやらないということを目標にしたいです。自分の中で、「普通にやればできる」と思っているんですけど、それが今年はできなかったですからね。具体的な目標としては、17年は優勝しようと思っていて途中から優勝どころじゃなくなったんで、18年は小さく、コツコツいこうと思っています(笑)。

大槻 まずはシード獲得だね。

中里 そうですね。ところで将来の夢とかはあります?

大槻 やっぱりアメリカツアーでやりたいよね。向こうで試合をやって向こうに住めるようになったらいいな。それが夢かな。光之介は?

中里 僕も“ほぼほぼ”一緒です。日本のプロゴルファーってみんなアメリカツアーで勝って、自家用ジェットを乗り回すというのを夢見ているんじゃないですか(笑)。

大槻 それを実現するために、今は必死で頑張るしかないよね。

中里 来年のこの時期、「ああ忙しい!」と言っていられるように、頑張りましょう。
 
 
 

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