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大政奉還の年に生まれた伝統あるニュースポーツ R&Aが公認する新競技「ピッチ&パット」の可能性

2018年4月19日(木)午後2:00

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 4月14日、千葉県の北谷津ゴルフガーデンで、日本ピッチ&パット協会(JPPA)が主催する「ピッチ&パット選手権千葉大会」が開催されました。この大会は、今年9月に日本で開催される「IPPAワールドカップ2018」の日本代表選考会への出場予選会も兼ねています。
 

 「ピッチ&パット」とは、100ヤード以内の9ホールまたは18ホールを2本のクラブとパターの計3本でラウンドするゲームで、2016年にR&A(全英ゴルフ協会)が公認した新しい競技フォーマットです。ただその歴史は古く、始まりは1867年まで遡るという、いわば「伝統あるニュースポーツ」。近年になって欧州を中心に広がりをみせ、2016年9月に第1回ワールドカップがR&A総本山のあるスコットランドのセント・アンドリュース・バルゴーブコースで開催。第2回大会は昨年イタリア・ミラノで、そして第3回大会は9月に北谷津ゴルフガーデンで開催されることが決まっています。
 

クラブはパター含め3本まで。プレーヤーの個性が出るところ

 ピッチ&パットの特徴は、なんといっても手軽さにあります。クラブ3本、トータルヤーデージも1,200m以内(1,312ヤード)とルールで定められており、18ホールを2時間程度でラウンドすることができます。距離が短いためティーも全て同じ位置で、ハンディキャップもありません。シニア、女性、ジュニア、初心者、障害のある方にも、平等に分け隔てなく気軽にプレーすることができます。
 

池田勇太プロがジュニア時代研鑽を積んだという北谷津ゴルフガーデン

 もちろん、競技ゴルファーにとっても相応の技術と戦略性が求められます。北谷津ゴルフガーデンは50〜70ヤードのホールが中心ですが、打ち上げ・打ち下ろしがありグリーンも小さいため、グリーンを外してしまうとまるでPGAツアーでみられるようなショートサイドのアプローチ技術が必要になります。ホールロケーションやボールの状況をよく考えてプレーする必要があるため、技術や戦略の向上にもつながります。

 

JPPA常務理事の金澤徹さん。競技志向でもエンジョイ派でも楽しめる大会を目指しているという

 世代やスキルの差を超えて、同じフィールドで競い楽しむことができる「ピッチ&パット」。日本ではなんと大政奉還があった年に生まれたスポーツは、余暇の多様化やゴルフ人口の減少という時代の流れによって再び注目を集めはじめている、新しいゴルフの可能性をみせたフォーマットといえそうです。

 IPPAワールドカップやピッチ&パット選手権の今後の予定についての詳細は、JPPA公式サイトまで。

【関連】日本ピッチ&パット協会(JPPA)

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