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中途半端な距離はフェースの向きをキープして体の回転で打つことが大事

2025年12月17日(水)午前11:57

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 今回は、ピンまで62ヤードという中途半端な距離を寄せるための狙い方、打ち方をレッスンしましょう。

 60ヤード前後となると、人によって使うクラブが違うと思いますが、振り幅があいまいになるもの。「60ヤードはこの振り幅でいく」と決めている人は少ないのではないでしょうか?

 まず考えなければいけないのは、どれくらいのキャリーで運ぶかということ。そのためには、グリーンの硬さや傾斜を考えて、どの位置に落とすかを決める必要があります。これを“キャリー計算”といいますが、これが打ち方以上に大事だということを覚えておきましょう。

 また、この距離で絶対にやってはいけないのは、ピンにピッタリ付けようとすることです。そう思うとヘッドが少し強く入り、フェースが被って引っかかって左の奥に外れるというミスが置きやすくなり、バーディーチャンスに付けるどころか、ボギーの可能性も出てきます。それならまだ、当たりそこねでピン手前に10m近いバーディーパットが残ったほうがましです。

 次に打ち方ですが、距離をコントロールするためには、フェース面の向きをキープすることと、体の回転で打つことがポイントになります。具体的には、バックスイングでクラブが腰の高さまで上がったとき、フェースが地面方向を向いているかどうか。そしてそこから体の回転のみで振り抜いているかどうか。これができれば、イメージした距離が出やすくなるはずです。

 さらに付け加えれば、フォローでヒール側から抜く意識を持つと引っかけが出にくくなります。

 なお、残り60ヤードでダフリが出るという人は、インパクトからフォローで体が起き上がっていないかどうかをチェックしてみてください。体が起き上がるとその分、体が開いてしまうからです。

 そういう人は、ダウンスイングの際、上体を右に向けたままクラブが下りてくるのを待つくらいのイメージでスイングするといいでしょう。

 また、インパクトのとき、頭が右に傾く人もダフりが出やすいので注意しましょう。頭が右に傾くというのは、ドライバーのときはビハインド・ザ・ボールでいいのですが、アプローチショットやバンカーショットではNGです。この場合は、ボールを右目で見ているケースが多いので、右目を閉じて打つ練習をすることをオススメします。

 60ヤード前後を、バーディーチャンスに付けることができれば、確実にスコアはアップします。普段からしっかり練習しておきましょう。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #163」より(放送・見逃し配信中)

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