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初Vをもたらしたのは取りこぼさないゴルフ 山崎千佳代プロ解説

2018年5月21日(月)午後1:00

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 ペ・ヒギョン(韓)のツアー初優勝で幕を閉じた中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン(愛知県 中京ゴルフ倶楽部 石野コース)。ルーキーの小祝さくらがトップで最終日を迎えるなど、今大会でも黄金世代が活躍した。その中で、ぺ・ヒギョンが最終日に7アンダー65を記録して逆転で勝利。大会を見守った山崎千佳代プロが黄金世代、上位選手について解説した。

 3日間とも天気が違いました。初日は快晴、微風、2日目は雨上がりの厳しい強風。最終日もちょっと風が強くなりましたが、絶好のコンディションの中、各選手がスコアを伸ばして、本当に最後の最後まで分からない熱戦を繰り広げてくれたなと思います。

(新人の小祝さくらについて)2日目までは1ボギーと見事な内容で、プレーぶりを見ていても、本当に冷静で落ち着き払った態度というか、本当に淡々とプレーする姿が印象的で、非常に粘り強かったです。最終日のフロントナインにつまづいたのが、結果としては痛かったですけど、それでもバックナインに入ってからの4連続バーディというのはポテンシャルの高さを感じさせられ、素晴らしい選手がまたひとり出てきたなという印象ですね。

(黄金世代は)やはり全体的に注目されているので、ひとりがいくと皆が頑張る、相乗効果があります。もともとアマチュア時代から本当に戦歴も立派な選手たちですからね。ただプロでは、今日(最終日)のようにバーディを獲らないと優勝できない展開の中で、厳しさや粘り強さを体で感じていくといます。そういう経験を積んでいけば初優勝はもちろんのこと、年間2~3勝、近い将来、黄金世代の中での賞金女王争いとかが見れると思います。本当に楽しみな世代です。

(上位陣について)正直感じたのは上田選手に限らず、流れはあるな、ゴルフは厳しいものだなと改めて感じました。優勝したペ・ヒギョンさんが、本当に1番からよどみなく、ピンチらしいピンチもなく、そしてパッティングをしっかり決めていたので、最後までいいリズムが続きました。勝つべくして勝つ選手はこういう流れの中にいると感じました。それにしても本当に見事な最終日の「65」で初優勝というのは、見事でしたね。

(上田桃子、アン・ソンジュが届かなかったのは)やはりポイントとなる、アプローチとパッティング、取りこぼしですよね。各選手が伸ばしていく中での取りこぼしは、バーディチャンスを逃す以上にあとあと効いてきます。そういうところのワンプレー、紙一重のところだったと思います。

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2018 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン
5月18日(金)~5月20日(日)

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