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国内男子

ツアー史上初の8,000ヤード超え コースセッティングの舞台裏を細川和彦プロが明かす

2018年5月28日(月)午後1:24

ぎゅっと週刊国内ツアー
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 国内男子ツアーの~全英への道~ミズノオープン at ザ・ロイヤル ゴルフクラブ(茨城県 ザ・ロイヤル ゴルフクラブ)は秋吉翔太のツアー初優勝で幕を閉じた。コースセッティングアドバイザーを務めた細川和彦プロが今大会を振り返った。
 

 今回ミズノオープンは世界基準に近いツアー史上初のトータルヤードが8,000ヤードを超えるということで大会前から注目を集めてました。しかし、実は3日目だけが8,007ヤードでそれ以外は7,700ヤードで行いました。本当は初日から実施したかったんですけど、日没も絡み全員が回り切れない恐れがあったので、予選は7,700ヤードで行って、3日目が8,007ヤード、最終日も7,700ヤードというコース設定にしました。

 8,000ヤードを超えた3日目のピン位置は花道の上だったり出口に近いところとか気づいている選手もいると思いますが、左サイドに偏っていました。18ホール中、左が12ホール、右は6ホールしかなかったんです。最終日は7,700ヤードに戻したので今度は右側を多くしたりと、今までマネージメントしてきた中で一番苦労した半面、本当に良い勉強になりました。

 16番を丘の上にピンを設定したのは、ザ・ロイヤル ゴルフクラブさんが「ツアーで使ってもらうために作りました」とのことだったので、天気の兼ね合いもあるんですけど「最終日は是非お願いします」と事前に言われていたので、青木功会長や色々な方と相談して「1回目だし様子見でやってみようか」という結論に至ったので、自分は逃げたかったんですけど、思い切ってやってみました。幸い、風も無かったので良かったですけど、これが2日目ぐらいの風が吹いてたら、この場にいないと思います。逃げてると思います(笑)。

 ゴルフの難しさでもあるんですけど、やっぱり距離があっても、飛距離だけじゃダメなんだなって改めて思いました。意外と距離が出なくてもしっかりフェアウェイをキープした選手が上位に来ているのでセッティング1つで変わってくると感じました。なのでパターも大事ですけど3打目が非常に重要でしたね。取れるところでバーディを決めたり、パーでしのぐにはやっぱりアプローチがしっかりしないと勝負にならない、と今回のコースでは特に思い知らされましたね。

 優勝した秋吉選手は中日クラウンズで最終日最終組で回ったり、全米オープンの最終予選会では優勝したりと波に乗ってる選手だけに、今回唯一のアンダーパーのラウンドで、若さ溢れる攻めのゴルフが素晴らしかったですね。

 最終18番でパットを外して優勝を逃した川村昌弘選手と小林正則選手はもったいなかったですよね。でも良い経験になったと思うのでこれをバネにしてまた頑張ってもらいたいです。

 結果的に日本人選手3人が全英オープンの出場権を獲得しましたけど、この3人には自信を持って本番のコースでも暴れてきてほしいですね。我々を寝不足にしてほしいです。

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