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宮里聖志「フェースの開きと体重配分が重要」 アゴの高いバンカーショット①

2018年7月27日(金)午後0:02

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 ノーマルのバンカーショットでもどうして脱出したらいいか悩むのに、アゴが高いともうお手上げ。アマチュアゴルファーとのラウンドでは、バンカーショットを何度も繰り返したあげく、最後にはホームランで脱出というシーンも時々見かけます。

 たしかに写真①のようなアゴの高いバンカーは、その分、高く球を上げなければいけないので厄介です。
 
写真①
 
 しかし、アゴの近くにボールが止まっているというのでなければ、脱出することはそう難しいことではありません。いざというときに慌てることがないように、球が高く上がるバンカーショットの基本をマスターしておきましょう。

 まず大事なのは、フェースを開くことです(同②)。何故、フェースを開くのか?
 
同②
 
 それは、スクエアに構えているとヘッドが砂に潜りやすくなってしまうから。その結果、ボールの下の砂を爆発させることができなくなって、ボールを上げることができなくなるからです。

 また、フェースを開くことによってバンスも使いやすくなります。バンスというソールの出っ張りで、ヘッドが砂の中に潜るのを防いでくれる役目を果たしてくれることは皆さんもご存じの通り。せっかくのバンスを生かすためにも、フェースを開くというのは大事なことなのです。

 次に重要なポイントとなるのは、体重配分です。通常のショットでは左右均等に体重を掛けていると思いますが、バンカーショットでは左足体重で構えます(同③)。
 
同③
 
 その理由は、右足体重でインパクトを迎えることを“絶対”に避けたいからです。インパクトで右足に体重が乗っていると、ヘッドが上昇中にボールに当たってしまいトップしてしまうことが多いので、右足体重にならないように最初から左足体重で構えるというのがバンカーショットの基本です。

 どれくらい左足体重にするかというと、「そのままボールが打てる」くらいの左足体重。つまり、インパクトの形を最初から作っておくということで、そのまま体重移動をしないで打つことが大事です。

宮里聖志(みやざと・きよし)
1977年2月28日沖縄生まれ。宮里三兄弟の長男として3歳から父・優氏にゴルフの指導を受ける。99年プロ入り。03年にルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞。地元で行われた04年アジア・ジャパン沖縄オープンでは最終日8打差18位から64をマークし逆転優勝を飾った。現在は、13年に手放したシード権獲得を目指して奮闘中。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2018/7/19発売号より転載)
 

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