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飯沼大輔、パッティングはおへそを支点にストロークする

2024年4月18日(木)午前10:00

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 パッティングのストロークは「真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出す」よりも、パターを振り子運動で動かし、自然なローテーションを使ったほうが、ボールがきれいに転がるという話をしました。今回はその打ち方についてレッスンしましょう。

 まず、振り子運動において重要なポイントになる支点の作り方です。

 私の場合は、普通に構えたときにグリップエンドの延長線上と身体とがぶつかる“おへそ”を支点と考えています。もちろん、実際にパターを持っているのは両手なのですが、おへそを支点に身体を使ったストロークをすることを意識しています。



 ボールの位置は、支点の延長線上となる身体(スタンス)の真ん中になります。そしてそのボール対してセットしたパターのフェース面が、ターゲットラインに垂直になるようにして、スタンスやヒザ、腰、胸、肩のラインがターゲットラインと平行になるようにします。

 次にストロークのポイントですが、最も大事なことは支点を動かさないこと。何度も言いますが、支点はおへそなので、自分自身ができるだけ動かないことが大事になってきます。

 それを実現するために意識しなければいけないのは、ボールを見続けることです。

 これはパッティングに限ったことではないのですが、特にパッティングでは「ターゲット方向にきちんと打ち出すことができたか」「ラインは読み通りだったか」など、結果が気になるもの。そうすると、ボールを目で追ってしまい、その瞬間、身体が動いて支点もずれます。そしてそれが、引っかけや押し出しにつながります。

 そうならないように、インパクトしたあともボールのあったところを見続ける。これだけのことを守るだけで、パッティングの精度は格段に上がるはずです。

(取材協力:ゴルフ倶楽部成田ハイツリー)

飯沼大輔(いいぬま・だいすけ)
1978年生まれ。22歳でプロスケートボーダーからゴルフの世界へ。2015年PGAトーナメントプロライセンス取得。2017年日本プロゴルフ選手権出場。同年、神奈川県オープン優勝。トーナメントで培ったテクニックを生かし、現在は、初心者から上級者まで技術面だけでなくメンタル面もサポートするレッスンを展開。Accuracy Golf Studio(千葉県)所属

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/4/12 発売号より転載)

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