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国内女子

苦戦を強いられても勝ってしまうアン・ソンジュの強さ 松田鈴英は今後につながる敗戦

2018年10月22日(月)午後3:30

 国内女子ツアーのNOBUTA GROUP マスターズGCレディース(兵庫県/マスターズゴルフ倶楽部)はアン・ソンジュ(韓)の今季5勝目で幕を閉じた。アン・ソンジュの強さや、途中1打差まで迫り優勝争いを演じたルーキー松田鈴英についてなどツアー通算10勝の藤井かすみプロが、CS放送「ゴルフネットワーク」で放送中「週刊ぎゅっと国内ツアー(毎週月曜日11時初回放送)」の中で振り返った。
 
 
簡単なようで実は難しかったホールロケーションが混戦を生んだ
 初日からアン・ソンジュ選手が抜け出してそのまま決まると思いきや、最後それぞれの選手がプレッシャーを感じながらのプレーで接戦になりました。コースセッティングも一見簡単なようで実は難しい設定になっていたので、バーディも獲れるけどダブルボギーも同じぐらい簡単に叩けてしまうようなところにピンポジションが切られていたことも面白い展開になった要因だと思います。
 
最終日苦戦を強いられるも逃げ切ったアン・ソンジュ
 土曜日のプレーは本人の中で6割ぐらいの力しか多分出せていないと思いますが、その中でミスがなかったかのようにリカバリーして実際のスコアと内容が違うように感じさせてしまう辺りが彼女の強さだと思います。

 正直3日目を終えた時点で5打差があったので、選手も半分諦めてしまうと言いますか、それぐらいの貫録があるので、まさかスコアを落として優勝するとは誰も思っていなかったと思います。こうなることが分かっていれば他の選手ももう少し頑張れたんでしょうけど、周りの選手を戦意喪失させた3日目までのプレーで勝負はありましたね。

 
勝負を分けた16番
 16番は最後のターニングポイントになりましたね。松田選手とアン・ソンジュ選手のボール位置では松田選手の方が難易度が低いところにあったので、それだけにセカンドを外してしまったのは勿体なかったですね。今日は全体を通して追っかける側の選手が先にスコアを落としてしまっていたので、アン・ソンジュ選手にとっては優勝をサポートしてもらう、やり易い展開になっていたと思います。

 
今後につながる戦いを演じたルーキー松田鈴英
 途中1打差まで迫れましたけど、6打差あったからこそ出来たプレーで追いついた感じを受けたので、優勝が見えてからは同じようにプレーが出来なかったですね。最初から優勝争いをしている中でゴルフが出来ていればまた結果は変わっていたと思います。

 今日のような経験は次に活かせるいい勉強になったと思います。1打差まで迫れたからこそ余計に悔しいと思うのでこの敗戦をバネにたくさん練習してこれからも頑張ってほしいと思います。ポテンシャルは高い選手だと思うのでこれからが楽しみです。
 

関連番組

2018 NOBUTA GROUP マスターズGCレディース
10月18日(木)~10月21日(日)

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