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タイガーは「勝利の予感」を感じていた?ポイントは短いパッティング

2018年11月29日(木)午後4:00

タイガー・ウッズ活躍試合一挙放送
 今年9月のプレーオフシリーズ最終戦ツアーチャンピオンシップで5年ぶり米男子ツアー通算80勝目を挙げたタイガー・ウッズ。29日からは年内最後となるタイガーがホストの招待試合ヒーローワールドチャレンジが行われますが、今年のゴルフ界最大のニュースといえる驚異的な復活劇について、CS放送「ゴルフネットワーク」の解説陣にお話を伺いました。今回はプロゴルファーのタケ小山氏です。
 
優勝への道筋が見えていた最終戦
 予想通り勝ったなって印象でした。徐々に調子を上げていって、恐らく全米プロで優勝できなかった時に、目標をツアーチャンピオンシップ出場に変えたんだと思います。プレーオフシリーズの出場枠ギリギリのフェデックスランクで、それを見据えながらシーズン後半はプレーしていたと思います。

 勝つ雰囲気も自分の中で感じていたのだと思います。なので、ドライバーも良かった時のシャフトに戻したり、エースパターを使ったりと、勝つための準備が出来ていたのだと思います。

 マレット型パターを使ったり、色々なパターを引っ張り出して使ってましたけど、マレット型パターとピン型のエースパターではスイングが違い、その中でアドレスの修正やボールの転がりを試してみた結果、最後はやっぱり自分の自信のあるエースパターに戻したのだと思います。
 
ポイントは2メートル前後のパット
 ジャック・ニクラス(米)の言葉に「勝利の予感」って良く出てきますけど、タイガーも文献を読んでこの言葉を知っていると思うので「これは勝ちの序曲が始まっているな」って本人は感じていたと思いますよ。最終戦の舞台となったイーストレイクGCは得意だし、スイングが仕上がって来ていたので、僕は優勝するかもなと感じていました。

 勝利のポイントとなったのは2メートル前後のパターがほとんど入っていたことだと思います。短いパットが入らないことがタイガーの崩れていく原因でしたが、イーストレイクGCはバミューダ芝を使っていてタイガーの好きな要素が詰まっているコースなので、厳しいパットをきっちり入れて、しかもセンターカットど真ん中から決めている印象だったので、パターはポイントになったと思います。
 
人より難しいクラブを使う42歳のタイガーの伸びしろ
 サム・スニードの通算勝利数(82勝)を超えることは全く問題ないですよ。今の身体がもてば、あと5年はプレーが出来ると思うので、メジャー大会も5年プレーしたとして計20回あるわけですから、半分までいかなくても4大会に1勝はする可能性はあると思うので、ニクラウスの18回は怪我さえ無ければ届くと思います。

 今の省エネスイングを続けて、しかも今は70グラム台のシャフトを使ってますけど、もう少し軽くしても良いと思いますし、今使ってるクラブは他の選手より難しい物を使っているので、それを易しくしていけば伸びしろはまだまだありますよ。体力の衰えと共に、道具の進化に寄って行くのも良いと思います。誰が言ったか知らないですけどイップスなんかじゃないですよ。技術は衰えてないのです。

 なので、目標はタイガーの憧れであるニクラスのメジャー18勝超えを狙っていると思いますよ。そして今回、最終日一緒に回ったローリー・マキロイ(北アイルランド)はタイガーに憧れていますから、時代の流れが良いですね。ただ、マキロイがニクラウスの記録を抜くのは難しい。改めてタイガーの凄さを感じました。

 これで来年は大変ですよ。ずっとゴルフネットワーク観てないといけないから、僕の仕事も忙しくなりますね(笑)。

(CS放送ゴルフネットワーク「みんなのPGAツアー 2018年10月号」より)

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