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グリーンだけじゃない!コース攻略に欠かせないコンパクションの意味を知ろう

2019年1月16日(水)午後0:20

 ゴルフ中継を見ていてよく聞く「コンパクション」という言葉。実際に説明して、と言われると難しいという方も多いのでは。ということで、「みんなのPGAツアー2019年1月号」に出演したプロキャディの杉澤伸章さんが詳しく解説します。
 
コンパクションはクラブの番手選びに影響する
 「コンパクション」という言葉の意味は「圧縮」です。例えばデータを圧縮したり、土木でセメントの硬さを表現する時に使われたりする言葉だったりします。

 ゴルフでいうコンパクションは、グリーンの硬さを表します。数字が高いとグリーンが固い、低いとグリーンが柔らかいという事になります。9~10kg/cm2は柔らかい、11~12kg/cm2は一般的なグリーンの硬さ、13~14kg/cm2はトーナメントで使用されるような硬いグリーンの状況と言われています(注:指標硬度mmで表すこともあります)。



 また、コンパクションにはグリーンの硬さだけではなく、フェアウェイの硬さだったりもします。なぜコンパクションを気にするかというと、答えは単純明快、クラブジャッジに大きな影響を与えてくるからです。例えば「ピンまで150ヤードです」となった時に、「それなら大体7番アイアンか8番アイアンだ」という方が多いと思います。



 しかし、もしコンパクションの数値が高い、つまり硬いグリーンであれば、「普段は7番アイアンだけど下が硬いからボールが跳ねて止まりづらいから8番アイアンの方がいい」という選択になるわけです。

 では、なぜフェアウェイの硬さを知る必要があるのか。答えはティーショットのクラブの選択が変わってくるからです。「今日はドライバーが飛んだ」とか「飛ばなかった」という事があるかと思いますが、これはフェアウェイのコンパクションが影響しています。

 このように、コンパクションによってゴルフの難しさが変わってくるわけです。グリーンが止まりやすいのか、止まりにくいのかでクラブの選択が変わってくるので、戦略の幅も広がっていきます。

 皆さんの持っている技術をフルに活かしていく為にも、まずコースでは「今日のコンパクションはいくつですか?」と聞くところから始めましょう。

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