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ベスページを200回プレーした佐渡充高氏「皆がプレーできるコースでメジャーが開催されているのがゴルフの素晴らしさ」

2019年5月19日(日)午後2:00

2019 全米プロゴルフ選手権
 全米プロゴルフ選手権は現地時間18日、米ニューヨーク州のベスページブラックコースで第3ラウンドが行われた。昨季覇者のブルックス・ケプカ(米)が通算12アンダー単独首位、松山英樹は通算4アンダー6位タイで最終日を迎える。3日目にゲスト解説で出演し、プライベートではベスページ・ブラックコースを200回はラウンドしたというゴルフジャーナリストの佐渡充高氏が一日を振り返った。

 ブルックス・ケプカというメジャーモンスターが強さを見せつける、一人が抜け出た展開は見ていて面白かったです。ベスページ・ブラックコースを攻略しようと思ったら、まず飛距離とボールコントロールのクオリティが高くないと無理なんです。そのふたつをケプカは持っています。パワーが無い人が他で補おうと思っても、なかなか補えるようなコースではないのです。そのふたつを持っていなければ勝負にならず、彼は長所を最大限に活かしてプレーしています。明日はコースコンディションが難しくなってくるでしょうから、7打差があっても逃げ切るのは簡単ではありません。どのようなプレーをして逃げ切るか注目です。

 印象に残ったプレーは、ケプカの13番のバーディです。ボギーがふたつ続いて流れが悪くなり「どうなるのかな」と思ったところ、13番でティーショットを曲げました。このまま流れが悪くなってしまうと、展開が全く分からなくなるのですが、3打目をラフから打って、バーディを決めて、そこで流れを食い止めるどころか、スコアをひとつ伸ばしたところが、3日目のキープレーでしょうね。

 松山(英樹)選手の場合、17番、18番で最後バーディを獲ってを良い締めくくりをしました。あの難コースで、悪い流れを食い止めて結局帳尻を合わせてくるというのが、松山選手の底力だと思います。このコースは流れを悪くすると挽回するのが難しく、ズルズル行ってしまいます。(途中の展開を考えると)最後はボギー、ボギーとかになって、リーダーボードの1枚目からいなくなってしまうのが普通なんですが、そうならなかったのが松山選手の凄いところ。トップ5、場合によれば2位の可能性も十分にあります。

 (NY在住時に200ラウンドはプレーしたというベスページ・コースについて)コースについて思うことは、まず「よくあれだけ難しいコースを作ったな」ということです。そして、いつかメジャー大会が開催される、いつかこうなる日が来るかなと思っていました。PGAツアーの試合は2回(ザ・バークレイズ)、全米オープンは2回開催されて、今回の全米プロゴルフ選手権で5回目。価値のある大会をあのコースを制した選手は、本当に真のメジャーチャンピオンだなという気がします。

 それから、ベスページはパブリックコースですが、ゴルフのいいところはそこだと思います。テニスなら、一般の人がウィンブルドンのセンターコートではなかなかプレーできません。野球でも普通の人がスタジアムに行ってプレーするのは難しいです。ところがゴルフは、トップ選手がプレーしているところでもプレーできるのが魅力なんですよね。プライベートコースとは違って、皆がプレーできるパブリックコースで大きな大会が開催されているというのは、ゴルフの素晴らしさなのかなと思います。

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5月16日(木)~5月19日(日)

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